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お願いですから、テンプレイベントを下さい!  作者: お子様
ふたたびダンジョンへ行く
32/93

タヌキの出来る事

あっ! 今閃いた!

ほら、テンプレに「助けたモンスターが実は無茶苦茶強い」ってのがあるじゃん!

このタヌキ、実はすげー強いって事は無いかな?


「ちょっと聞いて良いか?」

「何でしょうか?」

「お前、実は凄い強いって事は無いか?」

「……もしそうだったら、熊から逃げる訳無いじゃないですか」


うん、やっぱりね。

俺も密かにそう思ってたし。

だが、俺は諦めない! 何かチートな能力を持ってる可能性だってあるのだ!


「何かチートは無いのか?」

「チートって何ですか?」

「え~と、無茶苦茶レベルの高い能力や魔法の事?」

「だから、そんなの持ってたら熊から逃げませんって」

「いや、戦闘だけじゃなくてさ、政治に強いとか、交渉能力があるとか、何かが作り出せるとか、色々だよ。

 とにかく、持ってる能力を教えてくれよ」

「判りました。でも、貴方も鑑定持ちなんですから、見た方が早くないですか?」


タヌキに正論を言われると、ちょっとムカっとするな。

でも確かに鑑定した方が早い。

って、俺が鑑定持ってるって何で知ってる?! あっ、こいつも鑑定持ってるのか!



----------------------------------------------------------


名前:(なし)

年齢:4

職種:獣

レベル:3


HP:8(26)

MP:18(34)

筋力:41(41)

耐久:68(+6)

魅力:24


称号:『喋るタヌキ』


能力:鑑定(Lv.4)・夜目(Lv.5)・隠密(Lv.4)・言語理解(Lv.3)


魔法:風魔法(Lv.2)


耐性:毒耐性(Lv.2)・麻痺耐性(Lv.1)


----------------------------------------------------------



鑑定してみた。


名前は無しか。

HPが8って、結構な重症じゃないかよ。

おい! 魅力が俺より高いってどういう事だ?!


職種が獣ってのは……。それ、仕事なのか?

レベルは見れるけど、経験値は見れないんだな。『経験値具現化』って自分専用か。


おっ、こいつ称号持ちかよ!

『喋るタヌキ』って、そのまんまだけどな。


やっぱりコイツ、鑑定を持ってやがった。

しかも俺よりも1つ上じゃないか! ムカツクわ!

ちなみに全部見れるのは、タヌキが開示したからだそうだ。


他の能力は……夜目と隠密か。まぁ、野生のタヌキだしな。納得出来る能力だ。

耐性も毒とか、正に野生だなぁ。

この言語理解ってのが、喋れる理由だろう。レベル3って結構高いな。

外国行ったら便利かも。


あっ、こいつ、風魔法を持ってる!

MPが減ってるのはそのせいか!

タヌキのくせに生意気だぞ!





う~ん、総じて見るに、タヌキとしてはチートだな。

人間としては、普通?


タヌキなんだから『化ける』とかあれば良かったんだが。

そうすれば擬人化させるのに。

美少女に変身させれば、テンプレイベントがクリア出来る気がする。

よし、覚えさせよう。


「ところで、お前はメスか?」

「オスですけど」


ちっ、美少女作戦失敗か。

変身させて俺より美男子だったらムカツクから、覚えさせるのは止めよう。


「名前が無いのか」

「ええ。必要ありませんから」

「無いと不便だからつけよう。タヌ吉ってのはどうだ?」

「……無茶苦茶安易ですね。もう少しどうにかなりませんか?」

「じゃあ、タヌ郎とか。タヌ太ってのは? どれが良い?」

「3択?! ……『タヌ』から離れませんか?」

「えっ? だってタヌキじゃん」

「人間だからって、ニン太とかニン吉って付けませんよね?」

「我儘だなぁ」

「我儘ですかね?!」


朝まで名前を考える事になった。

次話は2月2日の17時に投稿します。

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