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第1話 プロローグ
むかしむかしのお話です。
世界は滅びかけていました。
邪神インヴァーシェが暴れていたからです。
邪神を討滅ぼしたのは女神カファナでした。
女神は言いました。
傷つき疲れた森の民よ。
凍えぬよう、棲家を用意してやろう。
飢えぬよう、果実を植えてやろう。
怯えぬよう、加護を与えてやろう。
隣人は憤りました。
翌日隣人の姿はありませんでした。
男も当然だと思いました。
これが聖域のはじまりです。
――聖域のエルフに伝わる伝承より。
むかしむかしのお話です。
世界は滅びかけていました。
邪神インヴァーシェが暴れていたからです。
邪神を討滅ぼしたのは女神カファナでした。
女神は言いました。
傷つき疲れた森の民よ。
凍えぬよう、棲家を用意してやろう。
飢えぬよう、果実を植えてやろう。
怯えぬよう、加護を与えてやろう。
隣人は憤りました。
翌日隣人の姿はありませんでした。
男も当然だと思いました。
これが聖域のはじまりです。
――聖域のエルフに伝わる伝承より。
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