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半日常っ!!  作者: カオス
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プロローグ

 書くのは初めてなので、文が稚拙なところもあると思いますが、その辺り大目に見て頂けたら幸いです。


 それから、序盤はどこがコメディとか思われるかもしれませんが、個人的に見れば後半から盛り上がっていくので、広い目で見て頂けたらと思っています。


 ちらほらと家の近所でも桜が咲き始めた、そんな春の序盤。


 俺の人生の転機になるであろう日が来た! いや来てしまったというべきか。

 今日は、俺がこれから三年間通う高校の入学式がある日だ。


 入学式は九時から始まる。で、今はまだ七時四十分。しかし、俺は既にその学校に向かう道の途中にいて、自転車に乗っている。

 というのも、その学校は俺の家から結構、というか、かなり遠くにあって、そのうえ途中の道には登り坂が多いので、行くのに時間がかかるのだ。軽く一時間は越えるくらい。


 それで今朝は、中学生時代ならまだ寝てたであろう、布団が恋しい時間に出発したのだ。

 

 正直、この道を毎日通らないといけないのかと思うと、まだ学校にも着いていないのに、少し鬱になってきた……。

 しかし勿論、そこまでしてそんなクソ遠い学校に通おうと思ったのには理由がある。


 というのも、俺の中学時代は、それはそれは悲惨なものだった。良く言えば悪くはない、悪く言えば何の特徴も無い顔に相まって引っ込み思案で暗い方の性格だった為友達も少なく、女子に至っては、三年間全く話したことも無いといえばその無惨さは伝わるだろう。   


 そこで俺は高校入学を機に、変わろうと思い立ち、その為に俺の暗黒時代を知る、元友達や元クラスメイトがいないであろうこの学校を選んだという訳だ。


 まあつまりは、俗に言う、


「高校デビュー」


をする為だ。


 毎日のように美少女ハーレムに囲まれ、友人はクラスの大半。学校終了後は彼女と帰ったり、たまにはその友人達とゲームセンター、カラオケ……ともかく毎日のように寄り道して、遅くに帰る。そして勿論、休日も休みなく遊ぶ。

 そんな最高の生活を俺は手に入れてやるのだ! 味わってやるのだ!


 さて、果たして俺は、無事高校デビューを果たしこんな最高のリア充ルートを進むことは出来るのだろうか……?

 

 ――というのは高望みかもしれないが、最低限友人はたくさん作りたいし、女子とも普通に喋れる楽しい学校生活にしていきたい……。


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