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第1話 

 見切り発車の謎作品。乙女ゲーの世界に転生する話は見たことあるけど、その王子様に転生する話は聞いた事無いなぁと思ったので何故か書いてしまった……何故だろう?



追記 描き直しました。

 古今東西、様々な小説、物語が多様な作者によって綴られ生み出されてきました。

 その中に、女性の主人公が乙女ゲーの悪役令嬢に憑依、或いは転生するというのが有ります。

 そこから派生してモブだったりに転生やらが生まれたかどうかは知りませんが、描かれました。

 はて?

 前置きが長いですか?

 ……そうですか。

 では、簡単に言います。

 どうやら私は、乙女ゲーのメイン攻略対象に転生した様です。

 赤子状態で……。




 まず、私がこの事実に気付いたのは、侍女(メイド)達によって赤子用寝具(ベビーベット)の掃除をして貰っていた時です。

 その時、私はその侍女(メイド)達に『ルーファス殿下』と呼ばれました。

 それと同時に、前世の記憶を思い出しました。

 それに伴い、前世の自我も現れました。

 私は、その瞬間は混乱しましたが、すぐさま、持ち前の冷静さでねじ伏せました。

 まあ、その時点では、所謂異世界転生というやつか、とも考えましたが、次の瞬間目に入った事象によりその説は消え、乙女ゲーに転生した事を悟りました。

 ……太陽が三つ有ったのです。

 紅、蒼、黒の太陽が。

 他にも、侍女(メイド)達が使用した【魔法】にも聞き覚えの有る詠唱を唱えていました。

 紅、蒼、黒の太陽と魔法の詠唱、そして、ルーファスという名、私はここからこの世界が、前世でプレイしていた乙女ゲーム【7人の英雄と聖女様】略して【ナナエイセイ】と考えました。

 それを裏付けるかの様に、試しにゲーム特有のステータスと呼ばれる物を思考で呼んでみると脳内に現れました。

 そのステータスがこちら。


______________________________________

《ステータス》


名称;ルーファス=フォン=ペンドラゴン

性別;男

状態;【良好】

年齢;0

LV;0

SP;5/5

OP;5/5

STR;3

VIT;3

AGI;3

MND;3

INT;3

能力;【解析LV1】、【剣の才LV1】、【魔法の才LV1】

称号;【ペンドラゴン王国第一王子】


______________________________________



 はい。

 実は【ナナエイセイ】は、乙女ゲーでありながらバトルもできるゲームでした。

 攻略対象達とバトルをしたり恋愛したりするのを目的としたゲームだったのです。

 完成度もかなり高かったです。

 ……バトル方面はですがね。

 私は、正直言ってこの【ナナエイセイ】が嫌いでした。

 よくある主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢を処刑やらなんやらする場面が有るのですが……私は、何故、彼ら攻略対象達がそんな事をするのか理解が及びませんでした。

 主人公は、別段平民という訳でも有りませんし、私が転生した王子……【ルーファス】も何故、彼のルートの悪役令嬢である婚約者【アナスタシア=ファーレス】を断罪したのか分かりませんし、分かりたく有りません。

 良識ある主人公に、勝ってに惚れた周りの攻略対象どもが婚約者を断罪したりしたのか……ゲームだからといえばそれまでですが、私はそれが心の底から許せませんでした。

 王子であるなら愚者であってはならない!

 そして。

 ハッピーエンドでないと許せない!

 ゲームではどうやっても悪役令嬢と主人公、両方幸せになる事はできませんでした。

 しかし!

 転生した今なら!

 悪役令嬢と主人公、両方を幸せにできるのではないでしょうか?

 幸い、悪役令嬢こと公爵令嬢【アナスタシア=ファーレス】は主人公こと男爵令嬢【ミキサリス=バファレット】より高位の貴族です。

 【ミキサリス】嬢を妾にし、【アナスタシア】嬢を王太子妃にすれば問題は無いでしょう。

 その為にもまずは、自身の能力の把握ですね。

 赤子状態なので、それ以外やる事がないですしね。

 ある程度の歳になれば、学園、つまり、乙女ゲーの始まりになりますから、その辺から物語は始まりますが、魔物のいる世界に住んでいるのです。

 小さい頃から鍛えるのは大事ですね。

 異世界転生物では共通です。

 という訳で能力の確認です。

 乙女ゲーの知識から、能力とは所謂スキルの事で、代表的なところでは【剣術】やらを指すそうです。

 熟練度を積めば誰でも習得可能だそうですが、中には【才能系】と呼ばれる固有のスキルが有り、特定のスキル系統の熟練度を上昇させるとか……。

 有りますね。

 それも二つ。

 まあ、貰える物は貰って置きます。

 ……ふむ。

 能力の効果を知るには、能力に意識を向けると良いみたいですね。

 私が能力に意識を向けると次の効果が有りました。


______________________________________


名称;【解析】

分類;【アクティブ】

効果;任意の対象の情報を解析する。

   念じる或いは唱えれば発動する。

   能力を解析すると、能力を習得する場合有り。

   解析時、脳内の演算領城を使用する。

   能力LV上昇により、能力習得確率や解析範囲、その他が強化される。


______________________________________


______________________________________


名称;【剣の才】

分類;【パッシブ】

効果;剣に関する系統のスキルの取得熟練度が上昇する。

   剣に関する系統のスキルの効果を上昇させる。

______________________________________


______________________________________


名称;【魔法の才】

分類;【パッシブ】

効果;魔法に関する系統のスキルの取得熟練度が上昇する。

   魔法に関する系統のスキルの効果を上昇させる。

______________________________________



 念じれば発動できる様ですね?

 では。

 

 あの天井に有るシャンデリアもどきを解析!

 

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