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死にたい、死ねない。

 中学生の時、初めて死にたいと思った。

仲の良かった友達とは別の学校になり、帰り道は独り。

先の見えない道を歩むようで酷く不安になった。


 高校受験に失敗した。

同じ部活動の人で落ちたのは僕だけだった。

だから部活動の最後の懇親会には、参加しなかった。

自分のせいで雰囲気を壊してしまうと思ったからだ。 

そしてまた死にたいと思った。


 公務員試験に失敗した。

試験というものに恐怖を抱いた。

一緒に受けた友人は合格した。

複雑な気持ちだった。

死にたいと思った。


でも。

それでも結局死ねなかった。

死ぬのが怖いというのもあった。

しかし何よりも僕は家族には恵まれていた。

愛されていた。

だから僕が死ぬことで迷惑をかけたくなかった。 

 あぁ...

胸が苦しい。


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― 新着の感想 ―
[良い点] リアリティのある文体。
[一言] 死にたいというか最初から居なかったことにして消えてなくなりたいとはずっと思ってますねぇ。
[一言] 気持ちはよくわかります。 夜になると死にたくなる毎日を暮らしております。それでもなかなかふんぎりがつきません。無意味な糧を食らって生きております。 生きていてよかった。 そんな日が訪れる事を…
2019/11/15 12:05 退会済み
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