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vol.1 その光はいつも

この物語はフィクションなのかって?




それはこの物語を描いているすぐそこにいる誰かに聞くしかないよね。




この物語の主人公であるボクにとっては


もちろんノンフィクション。


でも、


このボクを描いているそこの"ボク"にとっては


フィクションかもしれない。




ねぇ、"ボク"


この物語はフィクションなの?




フィクションだとしたら


ボクは誰なの?何なの?




そんな事今考えたってしょうがないか。




今は一旦、


本題であるボクとその友達について話しながら


この物語の在り処を「捜索」していく事にする。







ボクを語る上で欠かせない人物の1人。




"セナ"




について、先ずは話したいと思う。




セナといえば


頭が切れる、人望も厚い、


運動神経も並大抵じゃない。


おまけにルックスも中々で。




全てが完璧な筈だった。




セナは今、自分より歳が下の学生に勉強を教える仕事をしている。




俗に言う「教師」というやつ。




セナは教師としてもこの上無いものを発揮できる筈だった。




そう、


「筈」だったんだ。






ボクらが両の目を血色にするまで追い求める光は


決して褪せることのない


黒ずんだ鉛色の光を


まるでそこに財宝が眠っているかのように


煌々と放ち続けていた。


目に入れることを恐れてしまうような


一度見てしまったら惹き込まれてしまいそうな


醜くも輝かしい鉛色の光を。

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