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第88話


「と、言う感じね」


 俺が【召喚士】の事を詳しく知りたくて皆に聞きそれについてはメリアが詳しく今その説明が終わった。

内容としてはこうだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1.召喚士は獣・魔獣・魔物・精霊・人種族等の契約した存在を使役する能力者である。


2.【契約】により使役される獣・魔獣・魔物・精霊・人種族は【召喚獣】と呼ばれる。


3.召喚者が契約出来る数・強さは召喚士固有スキル【契約】のレベルにより増加する。


4.最大召喚数は現在分かっているのは【契約Lv6】で300程である。


5.契約した【召喚獣】は契約者の魔力が素となる為半不死性を与えられる。


6.【召喚獣】を殺すには【契約者や召喚獣からの契約の解除】又は【契約者からの魔力供給が無くなる】と不死では無くなりそうなる事で殺す又は死ぬ事が出来る様になる。


7.【召喚獣の召喚】には【召喚士】固有スキル【召喚】が必要である。


8.召喚士が召喚しするには【召喚獣の強さ】により決まっている【必要魔力】を【召喚士】が【最大魔力値から支払う】事により召喚しておく事が出来る。


9.召喚獣を召喚出来る距離は【召喚レベル】によって決まっておりレベル1の場合半径10mでレベルが上がる毎に10mずつ距離が追加され現在召喚出来る距離はレベル10の100mである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 等など………と多岐に渡っており。

他にもいくつか細々とした内容が有ったが現状必要なのは上記の内容なので省こうと思う………。

そして俺が知りたかった事は5つ………。

召喚獣の契約しておける数と召喚獣の強さ………それと、召喚獣の召喚方法と距離………そして、不死性だ。

まず召喚獣の数………それから強さは召喚士のスキル【契約】のレベルに依存している事。

召喚獣の召喚方法はスキル【召喚】を使い魔力を代価に召喚し距離は【召喚】のレベルで変わる事。

そして………召喚獣の不死性だ。

召喚獣の数と強さ………それから召喚方法と距離は召喚士のレベルかスキルのどちらかだとは予想していた………

けど………ぶっちゃけ1番当たって欲しく無かった不死性が有ったのが辛いな………。

何せ……コレが有れば魔力さえ補充出来るのなら幾らでも戦力を再編成出来て仕舞うのだから………。

副団長の件で召喚士が敵に居るのはほぼ確定している………となるとこの戦いを終わらせるには圧倒的早さで敵を倒し召喚士の補充速度を上回るか召喚士その者を討つ以外方法が無くなった………………。

圧倒的早さで倒すのは賭けではあるが出来る………………けどリスクがデカ過ぎて正直やりたくない………。

となるともう1つの召喚士自身を狙う事になる訳だが……………何処に居るのか分かんねぇんだよなぁ…………はぁ……。

少なくとも召喚士の事が分かる何らかのヒントが無いとどうしょうもない……………。

何っうか………積んでるよな?コレ?。

そうして皆で悩んでいると背後から動く気配がした………。

振り返るとそこには目を覚まし身体を起こそうとしているキャンベル副団長がいた。

そしてそれを見たマリーさんが息を呑み震える声で彼女の名を呼んだ。


「………っ!?……………キ……キャンベル…………副団長っ…………」


「……………マリー……私は………」


 その声が発せられた瞬間マリーさんは副団長へと駆け寄りその身体に抱き着いた。

それを再生したばかりの身体を無理に起こそうとしていた彼女には避ける事が出来ずそのまま倒れる様に抱き着かれた。


「ふくっ……だ……んちょぉ………ふぇぇぇん!?…………」


「ちょっ!?………マリー!?………………まったくもう………」


 そう言いながらキャンベル副団長はマリーさんの背中にその再生された左手で優しくその背中を撫でて慰めた………。

そんな彼女達を見てシアとシャルは目に涙を溜めて笑っていた………。

メリアとアルドもそんな2人ち見て笑顔を浮かべていた………しかし、そんな雰囲気を吹き飛ばすかの様に副団長は慌て始めた。


「マリー!?直ぐに退きなさい!早くしないと!皆が!?」


「ぐすっ!………副団長………落ち着いて下ださい………あの場に現れた魔物なら既に………」


「違うのよ!このままじゃ皆が!………あそこには奴が!………」


 ………奴?一体誰………………まさかっ!?。

その副団長の発言である可能性に気付き全員がハッとした顔で副団長を見た………。

そして、聞かされた内容に息を呑んだ………。


「奴は………ずっと私達の側に居たのです………それを私は気付きもせず……………」


「キャンベル副団長………一体誰なのですか?………」


 キャンベル副団長の出す空気に耐えきれなくなったのかシャルが問いただした…………。


「…………………第1騎士団副団長シュタイナー・モルダーと第2騎士団団長デズモンド・マクヴァウアーの2名が召喚士です………」


「「「「「………っ!?」」」」」


「「?………」」


「まさか!そんな!?………」


 その場にいた俺達に同行していない2人を除いて全員が驚愕と恐怖を感じた。

シャルの悲痛な叫びも仕方ない………何せその2人の内1人は今朝まで俺達と一緒にここに向かって王都から移動して来たのだから………。

それだけでは無くこれまで信じて来た騎士団の………それも王国を護り続けて来たトップ騎士の2人が王国を滅ぼそうとしていると副団長は言っているのだ………。

もし……それが本当ならヤバ過ぎる……………。


「「「「「…………………」」」」」


 皆、何を言ったら良いのか分からず奥から聞こえて来る痛みに苦しむ声とそれを励ます神官達の声………。

そして、外から響いて来る騎士達と魔物の戦闘音……………。

それだけが俺達を包み込んだのだった………。



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