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第84話


「…………………そしてその数ですが………最低でも約1000以上で発生する事が判明しております。

そして、コレの調べはオークダンジョンと呼ばれるオーク達が出現するダンジョンでの報告です。

では、ゴブリンはと言うと大暴走スタンピードが起こる数は飛躍的に上がりその数何と5000を超えなければ発生しないと報告されています………」


「「「ご……5000!?」」」


 副団長から聞かされた大暴走スタンピードが発生するその数の多さを聞かされ皆は驚愕していた………しかし、副団長の話はまだ続いた。


「更に、どの迷宮でも大暴走スタンピードが発生するには特定の条件を満たさなければなりません。

その条件とは1つ、ダンジョン内に一定以上の数が居る事………2つ、特定の期間人の出入りが無い事………3つ、指揮個体となりうる存在がいる事………これら3つの要素が揃うと起こるのです………ですが先に起こったゴブリン騒動はコレに当てはまりません」


「当てはまらない?」


「ええ………何せゴブリン討伐で回収された魔石と遺体その数を調べると圧倒的に足りないのです」


「「あ!」」


 そう………足りないのだ。

何せあの時討伐したゴブリンの数はロードを含めて200に少し足りない程度しかいなかったのだ………。

俺もそこは気になっていた………。

討伐戦の後事後処理をしてる時にギルマスのおっさんであるリカルドが「そういやぁ……今回はやけに少ない数で起こりやがったな………」と呟いていたのを聞いたからだ。

それだってあの時は(もしかしたら特殊な事例なのかもな………)とか思っていた位なのだ。

しかし、今回の狼達の襲撃によって1つの可能性が出て来た。


「そして、今回の事である1つの可能性が見えて来ました………それは………」


「「それは………」」


「クァクゥア………(何者かによる召喚………)」


「「「「っ!?」」」」


 俺のその発言を聞いてシア達は一斉に息を飲んだ。

しかし………コレはまだ序の口だ。

ゴブリン討伐………そして狼の襲撃その2つの事で見えて来た可能性………それは………。


「そして、1つの可能性が浮かび上がりました………それは、今回の隣都への魔物の襲撃は何者かの召喚による襲撃では無いかと言う可能性です………」


「そんな!?」


「ですがそう考えるとしっくりくる事が有ります………」


「何がですか?………………」


「ゴブリンの出現………隣都への魔物の襲撃………そして昨夜の狼の襲撃………全て同時期に起こっている事がです」


「まさか………何者かの計画的な犯行だと?そうあなたは思っているのね?」


「はい………」


 副団長のその肯定の言葉を聞き皆は静まり返った………。

そして、副団長の考えに俺も賛成だ。

何故ならあまりにもタイミングが良すぎるからだ………。

時間順に考えるとまず隣都アルフェニアへと魔物が襲撃を掛ける………。

これにより物流がストップ………。

それを見計らったかの様にゴブリンを洞窟内で(シアが)発見の報告………。

その報告を聞いて狩人ハンター組合ギルドが討伐の為に行動………。

ここで俺がレイリス様から力を貰ってなければ全滅していた………まぁ、これに関してはこうして力を貰って無事乗り越えたんだけど。

もし、狩人ハンター達が全滅してた場合は騎士団は王都アルヴァロアを離れられず隣都アルフェニアへの救援は出来ずおそらく隣都は壊滅………。

たとえ、救援を出せたとしても狼の群団とブラッドフェンリルの襲撃で全滅………。

下手をするとブラッドフェンリル達はそのまま王都を襲撃………。

隣都と共に共倒れ………。

結果この国は滅ぶ………多分それが召喚によって魔物を使役してる奴………又は奴等の描いた計画何だろう………。

もしかすると世界崩壊までが目的何かもしれないな………。


「それで………どうしますか?」


「そうですね………現状必要なのは2つ………1つは隣都へと向かい魔物達を討伐する事………そしてもう1つは………」


「召喚者を探す事………ですね」


 それしか無いだろうなぁ………けど。


「クァクゥア………(問題は誰がどう探すかだよなぁ………)」


「そうですね………」


「現状その人の手掛かりすら無いもんねぇ………」


 それどころか顔も知らないし目的すら明確じゃないからなぁ………。

調べたくても調べようが無い………。

となれば………。


「クァクゥアクックア………(取り敢えず隣都へ行って魔物退治をするしか無い………)」


「それしか無いですね………」


 「クァクゥア!(と言う事で当初の予定道理隣都へと向かおう!)」


「「「はい!」」」


「「……………」」


 そんな返事を聞きながらメリア達が何にも言わないので見るとそんなシア達を見てメリア達は呆れた顔でお互いを見合わせ続けていたのだった。



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