表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/171

第78話

嬉しい報告です!。

遂に10万PV突破!これも皆様のおかげです!。

まだまだこれからですが頑張って行きたいと思いますのでよろしくお願いします!。


「クァ!(ラスト!)」


「ギャウッ!………」


 そんな掛け声と共に放おった【火球】が俺の目の前に居た最後の1匹に当たり絶命させた。

それと同時に俺の視界内にいたメリアが狼を斬り伏せた。


「こっちは終わったわ」


「こっちもだ」


「助かりました………」


「お礼は良いわよ……それよりも」


「キャンベル副団長の居場所は分かりましたか?」


 そうシャルが第3騎士団所属のダイン小隊長に問いかけた。

俺達はテントの側での戦闘を終えた後アルフェニア近郊に先行して待っている王都騎士第1と第2騎士団とそれぞれを纏める総長ハミルトンと言う人の所にこの隊を取り纏めて連れて行く任務を帯びているキャンベル副団長を探す事になったのだ。

理由は現在の状況確認と戦闘支援をする場所を決める為だ。

状況確認はそのまま戦闘での被害等現状分かってる事の情報交換と認識のすり合わせによる戦況確認の為にそして、戦闘支援はそのままの意味で俺達がむかう所を決める為だ。

これを決めないと騎士団の邪魔になる可能性もあるから仕方無い。

さして肝心の彼女の居場所はと言うと………今日寝る予定だった彼女のテントにはおらず現在何処に居るのか分からないのだ………。

だからダイン小隊長に探して貰っているのだが………。


「いえ……依然見つかっておりません………ですが北部側で戦っておられるのは確実です………」


「根拠は?」


「南側は姫様達のおかげで戦線が安定しましたし他の隊員に聞きましたがお姿を見たものは降りませんでした。

また、北側もこちらと同じ状況の筈が今は安定して討伐はほぼ完了しているのです。

つまりは北側の混乱を抑えた者がいる事になります。

そして、それが出来るのはキャンベル副団長だけです」


「分かりました……でしたらここは任せても?」


「はい!このまま我等だけで………な…ん……だ……アレ…は?………………」


 そう言ってダイン小隊長は俺達の後ろを見続けている。

俺達はその視線に釣られる様に振り返るとそこには濃厚……その程度では表現しきれない死が存在していた………。

炎よりも赤いまるで燃えているかの様な血の色としか表現出来ない体毛………。

その体毛を纏うは優に5mを越える体躯を持つ身体………。

その身体を支える強靭な脚………。

そこから生える何主なにおもをも斬り裂くであろう鋭い爪………。

全てを喰らい全てを呑み込む正に命を奪う為に有るかの様な牙………。

そして世界を含めた全てが憎くその全てが等しく無価値だと物語っている恐怖を与える蒼い瞳………。

その全てが死を連想させていた………。

そして、その存在から濃密な粘着く様な殺気が溢れ出しそれを感じ取った者達はいつの間にか戦闘すら忘れ敵も味方も動かなくなり耳が痛くなる程の静寂が訪れた………。

そして誰かがその存在の事を「ブラッド…フェンリル………」と呼んだ。

【ブラッドフェンリル】それがあの死の名前らしい………。

その名を聞いた瞬間その言葉の本当の意味を知った………。

正に血のように赤い身体何故その様な色なのかは分からないがこれだけははっきりと言える………【名は体を表す】………と。

そして理解したアレをこのままにしてはマズイと………。

だがここにいる者には対処は不可能だろう………。

どう見ても自力が違い過ぎる………。

それこそ嫐られるならまだマシだ………おそらく何も出来ずに終わる………例えここに居る人全てが命を掛けても………。

そして……アレに対抗出来るのはおそらく………いや、確実に俺しか無理だ………。

だだ、それも確実とは言えない寧ろ当たりの宝くじを拾う確率の方が高いだろう………。

そんな博打を打たなければならない………。

俺はシアを見た………。

絶望的なモノを感じ取り彼女は恐怖に怯え震えてその場に座り込んでいる………。

彼女の足元には水溜りが広がって行く………。

これは仕方ないだろう………俺も同じ様に感じているのだから………。

シャルを見るとシアと同じ様に座り込み身体を震わせながら絶望から目を背けようと俺を見ている………。

そんな2人の事を俺は考えた。

シアはこの世界で1人ボッチの恐怖に耐えられなかった俺を救ってくれた………。

それこそシアが居なければ今の俺はここには居なかっただろう………。

シャルはゴブリンロードの時弱い俺を信じそしてそんな俺を好きだと言ってくれた………。

何時も優しい笑顔を向けてくれるまるでヒマワリの様なそんな暖かさを俺にくれる………。

そんな2人を見て俺は目を閉じもう何度同じ覚悟をしたのかと言いたくなるが毎回する度に強くなるそんな覚悟を決めた………。

絶対に守ってみせる…………………例えどんなに困難で小さな奇跡でも掴み取る………その先に俺の【死】しかなかったとしても………。

その覚悟を決め目を開けると2人は俺を見つめていた………。

そして、俺の目を見て俺のそんな覚悟を感じ取ったらしく目を見開いて涙を流しながら近付こうとして足に力が入らないのかその場で転びそれでも俺に手を伸ばし「ダメ!」「行かないで!」と声にならない叫びをその目に宿しながら手を伸ばして来た………。

そんな2人に俺は目を細め不格好な笑い顔を向けその後前に向き直りそれ以上2人を見ない様にしてブラッドフェンリルへと走り出した。

後からはそんな俺を呼ぶ2人の声が聞こえて来た。

それでも俺は止まる事をせず走った………だって止まってしまったら俺はもう走れなくなってしまうだろうから………。

そして………そんな俺と同時にブラッドフェンリルも動き出した。

ああ………上等だ!お前が死を与えるのなら俺は皆を救ってみせる!。

だから………転生神レイリス!俺のたった1つのわがままを叶えてくれ!あの死を退ける力を!あの死から大切な者を護る力を!俺にくれ!。

その思いと想いを込めながら俺は全身全霊で天に向かい叫んだ!。

その思いを込めその決意を持ってその覚悟を叫びその想いを遂げる!その為の力を!。


「クアァァァァッ!(強制覚醒ぇぇぇぇっ!)」


 その叫びと共に俺の身体はみるみる内に姿を変えて行く。

身体は大きく。

腕は太く。

脚は靭やかでいて強靭に。

爪は鋭く。

牙は尖り。

翼は力強く。

尾はまるで鞭の様に。

鱗は黒く硬く。

俺はそんな自分の変化を感じながら全てを勢いに乗せ眼の前の【死】へと力強い叫びと共にぶつかった。

そして俺の変化は完了した………。

それは雄大で力強くその姿は何者をもひれ伏させる。

そんな【滅龍神バハムート】の姿へと………。

お前の好きにはさせない!。

お前を倒して護ってみせる!。

さあ!行くぞ!。

そんな覚悟と共に俺と奴との戦いが今始まった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ