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第70話


 庭での話し合いを終えた後修行を………と思ったのだがその日は夜も遅いと言う事で明日からとなったその際シア達も序に鍛えると言う事になりその後俺は部屋へと戻った。

部屋の中では待ちくたびれた2人がお互いを支えに寝ていた。

そのままでは体を痛めるし風邪を引くかもしれないので2人を起こし着替えて貰い(シャルはシアの寝間着を借りて)眠って貰ったのだが………逃げ損ない2人の間で寝る事になった………。

寝れるだろうか?そう思っていたがギルドでの事で案外気を使っていたのかすんなりと眠れた………。

何時もの時間に目が覚め起きようとしたが両腕をシア達に抱えられている所為で動けなく………と言うか動け無い………。

右を向けばシャル………左を向けばシア………どちらを向いても美少女の寝顔………やべぇ……マジで動けねぇ………。

そんな状態で未動きを一切せず我慢しているとシャルが起きたらしくもぞもぞと動き出した。


「………おはよう……ございます」


「クァ………(おはよう………)」


 なんだか夫婦とか恋人の様なやり取りだな………これ結構気恥ずかしいな。


「すみません直ぐに起きます」


「クア……クアクゥア!(ありがとう……ほらシア起きて!)」


「うぅ………まだ、寝たい………」


「クァ、クックゥアクァ(ほら、起きないとメリアに怒られるぞ)」


「うぅ……怒られるのはいやぁ………」


 そう言いながらもぞもぞと起き出した。

ゴブリン討伐の辺りからシアはこう言う感じで甘えになるのだろうか?こんな感じの行動をする様になった。

こう言うのって幼児退行になるのだろうか?。

まぁ、アレだけの事があったのだこうなっても仕方ないとは思うが………大丈夫だろうか?。

この辺メリアが何か言いそうだな………。


「………まだ眠い」


「クァクゥアっクア(あんなに遅くまで話してるからだよ)」


「うぅ……だって………」


「クァック………クックァックァック(だってじゃないよ………シャルなんか同じ条件なのに自力で起きたんだぞ)」


「そうなの?」


「はい……ただ私の場合は立場上そうしないと行けない事があるので慣れたと言うか………慣れさせられたと言うか………」


 まぁ、お姫様だもんなぁ………。

そう言う事があった場合直ぐに行動出来なきゃいけないってのは分かる………。


「クァックゥ………(大変だったんだな………)」


「大変は大変でしたけどそれを止めようとは思いませんでしたね。

私達王族はこの国に住む人を護る変わりに彼等から税と言うなのお金を受け取り生活させて頂いてるのですからこれ位は当然の事です………と言うよりもこれ位はやらなければならないのです。

何せ、ゴブリン討伐の時は国が動かなければ行けなかったのに動けなかったのですから………今だって隣都が襲われてるのに何も出来てないのですから………」


 ………凄いな。

この娘は頭の天辺から足の先まで王族でありそう有り続けようとしている………格好良いな。

俺に同じ事が出来るかと言われると無理だな………。

そりゃあシアの為に強くなろうとはしてるけどそれは結局の所自分の為だ………。

あの日……いきなりこんな姿に転生して生きるか死ぬかの世界に居た………とにかく怖かった………誰かに助けて欲しくてでも誰も居なくて………このまま1人で………そう思うと怖くて怖くて仕方なかった………そんな状況の中襲われていたシアに出合い助けて怯えられた………その後自分も死にかけて怖かった筈なのに俺の泣き声を聞いて追いかけて来て抱き締めて一緒に来る?と言ってくれた………それがどれだけ嬉しかったか………だから守りたい………そう思った…………依存何だろうな………けど彼女を好きになってしまった………彼女が傷付くのは嫌だ!誰かに傷付けられて彼女が不幸になるのが許せない!そう思った!だから守る!そう決めた!そして今はもう1人………。


「クァクックァクゥア(シャルがゆっくり眠れる様に頑張る)」


「嬉しいですけど無理はしないで下さい………」


 シアもそうだけどシャルも優しいな………そんな2人だからこそ守りたい………その為に。


「クァ、クッククァクゥア(さぁ、ご飯食べたら訓練だよ)」


「「はい!(うん……)」」


 シアがちょっと心配だ………メリア怒らなきゃ良いけど………。

そう思いながら2人が着替え終えるのを部屋の外で待ち出て来た2人共に食堂へ行き飯を食った。

今日はベーコンと目玉焼きとパンだったが………惜しむらくはパンが食パンではなくバケットの様な硬めのパンだった事だろう………。

まぁ、味は美味しかったので文句は無い。

食事を終えた俺達は宿へと戻り管理人部屋にいるメリアを訪ねた。


「先に庭へ行ってて」


 そう言われたので庭へ行くとそこにはアルドが待っていた。

どうしてここに?。

そう思った瞬間………。


「遅い!訓練を申し出たのは貴様等だろうが!何をちんたらやっていた!」


「えっと……アルド?」


「アルド?………じゃない!何をやっていたのかと言っているんだ!貴様の耳は節穴か!とっとと答えんか!このバカ者が!」


 一体何が………あまりのアルドの豹変ぶりにただただあ然とそんなアルドを見る事しか出来ない俺達だった………。

マジで何が起きてるんだ?。



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