第66話
宿屋に入る前に俺達はより夕飯を食べに『狩人の集い亭』へと来た。
「いらっしゃい………師匠さん!お帰りなさい!」
「クァ、クァ〜♪(タルアさん、ただいま〜♪)」
「「「「「師匠((さん))!お帰りなさい!」」」」」
「クックァ〜♪(皆もただいま〜♪)」
思わずただいまと言ってしまった。
なんと言うか………ここまで慕われていると家に帰ったら家族に迎えられたみたいな感じがしてしまう。
実を言うとこの1週間色々とあった………。
帰って来た初日は完全に倒れていたから何にも無かったが次の日からは大変だった。
まず、俺のステータスが色々と変わっていた。
これはレベルアップを含めたモノなのだが特に変わったモノがあった。
それがコレだ………。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
転生神の加護(真)
転生神から与えられる強化された加護
本来与えられる加護よりも強力なモノで特殊なスキルと効果を与える
効果により与えるスキル
経験値倍化(真)Lv2 スキル習得率倍化(真)Lv2 ステータス成長率増加(真)Lv2 異世界言語理解・疎通
スキル効果
経験値倍化(真)Lv2 敵を倒した際に入手する経験値を5倍にする
スキル習得率倍化(真)Lv2 スキルに関係する経験値を5倍にする
ステータス成長率増加(真)Lv2 レベルアップ時に強化されるステータスに3倍の数値を増加する
異世界言語理解・疎通 この世界の全ての言語を理解し言葉を介さなくても相手との友好度により伝える事が可能になる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、まぁこんな感じで変わっていた………レイリス様には色々と言いたいがシアに翻訳を頼まなくてもある程度仲が良い相手なら意思疎通が出来る様になったのは感謝したい。
ただ今の所どの程度仲が良ければ意思疎通出来るのか判明していないからそこをはっきりしといて欲しかった。
あ!因みにコレだけの詳細が見れる様になったのは鑑定のレベルが上がったからだ。
レベルは5だ。
いやぁ!スキル習得率倍加(真)の効果は凄い!おかげで暇潰しに鑑定しまくってたらこんなに簡単に上がってくれたよ♪。
まぁ、スキルとかの鑑定が出来るのは自分のだけなんだけれどな………。
他の人を鑑定するとスキルを含めた先は見る事は出来無いのだ………。
コレ上げていけば色々と便利になるのはテンプレだから上げていかないとな!。
っと!話がズレたな………とにかくそんなこんなで変化した事で俺は他者と意思疎通が出来る様になったと言う事だ。
「本当に意思疎通出来てるのですね………」
「クァクゥア♪(レイリス様のおかげでね♪)」
「そう言えばシャル姫様はフォルの加護が変わる前からお話出来てたんだったよね?どうしてなんだろ?」
そこは俺も気になっている。
あの時の俺はまだ言語スキルは追加されていなかった………それなのにシャル姫とは話せていた………いや、良く考えたら最初からって訳じゃないよな?。
俺の記憶道理なら会った初日はシアの通訳が無いと喋れていなかったと思うんだが………どうなんだろう?。
「それについてはレイリス様が理由をお聞かせ下さいました。
私の場合はご先祖様の血がフォルテース様に出会った事で反応したとの事でした。
あの時は会話能力はまだ不安定でおそらくそのまま話せなくなる事になっていたと言う話です」
え!?シャル姫話せなくなるのか!?思わずそう思い驚いてシャル姫を見るとそれを察していたのか俺を見て微笑み。
「安心して下さい♪それはあのままだったらですので♡」
「クゥクゥア……クゥア?(あのままだったらって………じゃあ今は?)」
「今はレイリス様が私を巫女として加護を下さったおかげでその能力はスキルとして定着していますので大丈夫です」
そっか……良かっ………………ん?巫女?誰が?誰の?。
あまりにも普通に話すモノだから納得してスルーしかけた。
いや……悪い訳じゃ無いんだよ?………ただコレってやっぱりあの話は結託してたって事なんじゃ………まぁいっか!。
なんっうかいちいち反応してるのはシャル姫の事を嫌ってないのに嫌ってるみたいに見えるだろうし今後も同じ様な事があった時にいちいち反応してたら切りが無いだろうからな………。
取り敢えずシアとシャル姫の事は今後こう言う事に関しては何があっても信じて行こうと思う………。
そう思った途端にシアから爆弾が投下された………。
「そうなんだ♪だったら私と一緒だね♡」
「「クァ?(え?)」」
一緒?何が?もしかしてシアもレイリス様の巫女なの?そう考えていたのだが………。
「まぁ、私の場合は転生神様の巫女って訳じゃ無いんだけどね♪」
「………?では他の方の巫女なのですか?」
「うん♪私の場合は竜神様の巫女なんだ♪」
「「クァ?クァァァァ!?(え?えぇぇぇっ!?)」」
ちょっ!?巫女って!?聞いてないぞ!?ってか……良く考えたら俺シアの事殆ど何にも知らない………。
普通コレだけ一緒に居たらもっと色々と知ってる………って言うか話してる筈だ………何で今までそう言う話をしなかったんだろう………。
そんな感じで落ち込んでいるとそれを見たシアが………。
「ゴメンね………本当ならもっと早くに言うべきだったね………」
「クァ………クゥアクックゥア………(いや………何か有るのは分かってて聞かなかったのは俺だから………)」
「えっと………取り敢えずシア様の事お聞かせして頂けるのですか?」
「ん〜………あまり人に聞かせる事じゃ無いから後で部屋に行ってからでも良いかな?」
「はい……私はそれで構いません」
「クァクゥア(俺もそれで良い)」
「うん♪それじゃあ早くご飯食べて部屋に行こう♪」
「「クァ!(おう!・はい♪)」」
どんな秘密を聞かされるのか気にはなるが信じるって決めたんだ最後まで信じて行こう!。
俺はそう覚悟した。




