第65話
どうも!水野清一です!。
今日からまた主人公視点に戻ります。
途中フォルテースとの会話はシアとシャルティアの2人によって翻訳されている事にしていますのでその様に理解してお読み下さい。
それではどうぞ!
「これがお主に助けて欲しいと言った事の顛末だ………」
つまりは結婚云々はシャル姫の策略で、俺に押し付ける事を推薦したのは転生神レイリス様の差し金………そしてその他の部分は隣都を襲っている魔物の所為と………。
ぶっちゃけ!俺完全に巻き込まれてるだけじゃん!俺の意思とか全く関係無くない!コレ?。
しかも、今の説明の感じだと俺が手を出さなかったらこの国にどころか下手すると人類滅亡何て事に向いそうだし………。
後!結婚についてはこの感じからしてシャル姫とレイリス様は結託してるだろ!なにせ国王から聞いた話の内容だとシャル姫が入って来て中央へ立った後その横に現れたって話だし………絶対示し合わせただろ?。
つまりはレイリス様はシャル姫を俺の嫁にしようとしてると………なんか釈然としないなぁ………。
転生前に引っ張られてるんだろうけど恋愛してのそう言った関係ってんなら納得行くんだけど貴族的結婚観念と言うか古臭く感じてなぁ………中世ヨーロッパ時代とか日本だと江戸位はそう言う感じだったって話だしこの世界では新参者でしか無い俺的には口出しするべきじゃないんだろうけどなぁ………。
取り敢えず断われ無い事だけは分かった………。
後俺の事しれっと使徒扱いしてるのは何っうか理不尽を感じるが………まぁ、ゴブリンロードの時に世話になったし少し位は許しとくか………………上から目線過ぎるかな?。
「クァ………クックア(結婚云々はともかく………事情は分かりました)」
「では………」
「クァクゥア?………(行くしか無いでしょ?………)」
「すまぬ………」
「クァアクゥァ………(貴方が悪い訳ではありませんから………)」
取り敢えず行くにしても俺の抱えてる問題を理解して貰わないと行くに行けない。
なにせ現状俺のレベルはかなり低い………この間の戦闘で【強制覚醒】を使う前に多少の経験値を得てレベルが上がっているとは言えまだまだ低いのだ。
それに、スキル【強制覚醒】は能力としては強いのだがその特性状態俺の命かシアとかの大切な人の生死に関わった時しか使いたく無い………出来れば俺だけでしかも周りに一切の迷惑が関らない時が理想だが………そんなの無理だよな………。
何にしてもそのリスクを話とかないと最悪俺が討伐対象になりかねん………使徒扱いしたんだからその辺レイリス様がどうにかして貰いたいが………無理だろうな。
まぁ、とにかく説明が先だと思い俺は自分の事を説明した。
「なる程のぉ………低レベルで危険なスキルか………【強制覚醒】……それに見合うモノはあるが確かにリスクが大きいか………」
「クァアクゥア?(それでも構いませんか?)」
「使わずに済むのが理想だが…………最悪躊躇わず使って貰って構わん。
もし、危険な種の竜に成ってしまっても後の事は余等が何とかしよう。
無理に頼み込んでいるのだ………それ位のリスクは負って当然なのだ………」
それで良いならば良いが後で文句は受け付けないよ?………。
「それではよろしく頼む………シャルティア今後フォルテース殿との事はお前に任せる良いな?」
「はい!お任せ下さい!」
「うむ………さて、他に彼に用がある者はおるのか?スキルに関しての質問ならばおそらくは転生神様の関係であると思うので神殿長は直接お聞きになられた方が良いのではないかな?………それとも神の関係者だから神殿に所属しろとか言いに来たのかの?。
もし、そうであるのならば止めておく事をおすすめするぞ?。
先程は話の関係上省いたが転生神様にそう言った事はしない方が身の為だと忠告を貰ったからの?。
何かしらのペナルティ程度で済めば良いが最悪天罰等と言う事にもなりかねんからの?。
商人組合の方も同じじゃぞ?。
その便利なスキルを使って何かしろ等言えば致命的な事になりかねんぞ?。
所属についても同じ理由でじゃ。
本人が望んでならばともかく無理強いすればろくな事にはならんじゃろうからな………。
ゴブリンロードの素材等が欲しいのならば狩人組合から卸されるのを待つのが懸命じゃろうな………。
それで?何かあるか?なければ終わりにしようと思うのじゃが?……………特に無いようじゃな?ならばこれにて終了とする」
そう言って国王はそのまま立ち上がり後ろに控えていた軽鎧の騎士と共にその場から出て行った………。
俺達はどうして良いのか分からずその場から動けずにいると国王と一緒に出て行くと思っていたシャル姫がこちらへと来て「さあ、私達も出ましょう」と言って俺達を促した………。
どうしよう?とシアと見合い取り敢えず周りの様子を見てみると商人達と神官達が悔しそうにしていた。
まぁ、おそらく彼等の目的だった事をアレだけ言われて忠告までされたらね動けないか………。
そう思いながら狩人組合のサブマスターを見ると早く行けと手を振られた………。
面倒事に巻き込まれるのは嫌なので俺達はそれに従い部屋を出て行った………。
扉が閉まった瞬間に中から悔しがる声と怒声が響いて来たのは聞かなかった事にしよう………。
取り敢えずコレからどうしょうと考えながらシアと一緒に外へと出てそのまま宿屋の方へと向かって歩き途中の分かれ道まで来たのだが………。
「クァ………クゥア?(えっと………シャル姫?)」
「………………(ニコッ♪)」
え……笑顔が怖い…………。
コレ………アレですかね?良くある「名前で呼んで下さい♪」的な?。
…………もうね?笑顔だけなんですよ?………それなのにその笑顔が語り掛けてくるレベルで訴えてるんですよ………「名前で呼んで下さい♡」って………。
しかもその言葉の前に「コレから私は貴方様のお嫁さんなのですけら」って言葉が付いてるんじゃないかなって感じで………。
取り敢えずコレどうしよう………そう相談しようと思ってシアを見たらコッチもニコニコの笑顔だった………。
しかもコッチの笑顔からも「名前で読んであげて♡」って笑顔が語ってるんですよ………。
俺いつの間に読心術何て覚えたんだろうか?………そう思う位表情から何を言いたいのか理解出来ている………。
まぁ、そんな事は今はどうでも良い………呼び方一つでどうしてここまで悩まなければ………そう考えるとバカらしくなって来た………。
「クァ………クゥア?クックアクゥア?(はぁ………そんで?シャルは何処まで付いて来る気だ?)」
「もちろん何処迄でも付いて行きます♡」
…………………え〜っと……つまりは宿屋どころか隣都の件も付いて来るって事か?………。
まさかとは思うが………。
「クァア?………(部屋は?………)」
「もちろん一緒の部屋で♡」
あ……うん……もう好きにして下さい………。
こうやって女の子に振り回されるのってリア充って言えるのだろうか?………。
俺はどうにでもなれ!そんなやけっぱち的に宿へと向かうのだった………。




