第6話
4日目2回目の更新です。
さて、いよいよ明日で連続投稿も終了です。
明日も同じ日程で更新致しますので宜しくお願いします。
アレから暫くの間彼女は俺が泣き止むまで優しく抱きしめて頭を撫で続けてくれた。
少し落ち着いて来た頃に恥ずかしさも出て来たがそれでも彼女の温もりを感じていたくて彼女に抱きしめられ続けた。
そして、俺が落ち着いたのが分かったのか「もう大丈夫?」と聞いてきた。
俺は素直に「クァッ!」と返事を返した。
すると彼女は嬉しそうにしながら「良かった♪」と笑い掛けてくれた。
その笑顔を見た瞬間俺には彼女が天使に見えた。
本当に優しくて良い娘だ。
彼女と会話が出来る様になったらお礼の言葉を伝えたい。
どうせだったら喋れる様になれれば良いんだが………進化していけば出来るかな?。
取り敢えずこのお礼は必ずしたい。
先ずは強くなって彼女の役に立とう!話はそれからだ。
………………それにしても先程までは泣いていたりして冷静を欠いていたが落ち着いて来て冷静になると気付いた事が有る。
先程からこうして抱き締められているのだが俺の顔が埋もれているのだ…………何にって決まってるだろおっぱいにだよ!。
先程までは本当に気付いていなかったのだがこつして冷静になって来た事で彼女の胸の大きさに気付いてしまったのだ。
どうしよう………正直気持ち良いんだけど中身が元人間だからか正直興奮しそうだ。
このままでいると大変マズイ気がする…………。
離れよう……………そう思ったのだが抱き締められていて動けない。
取り敢えず彼女に離して貰いたく俺はもぞもぞと身体を動かした。
すると彼女は………。
「……………?どうしたの?」
「………………クァァ」
「…………………………もしかして離して欲しいの?」
「………………………クァ」
「そっか……………分かったよ………………………」
凄く名残惜しそうに俺を地面に下ろしてくれた……………ちょつと可哀想な事をしたか?…………いや!これで良いんだ!。
そして俺を下ろした彼女は俺の頭の横に口を持って来て。
「我慢出来なかったら何時でも抱き締めて上げるからね♪」
そう言って離れて彼女は立ち上がった。
…………………………今直ぐ飛び込んでも良いですか?……………って!我慢だ!俺!。
鋼の精神で彼女の誘惑を振り解き俺は立ち上がった。
それを見て彼女は残念そうにしていた…………そんなに抱きしめたかったんですか?。
思わず敬語になりながら疑問に思ってしまった。
「そう言えば………まだ自己紹介していなかったわね。
君の名前も決めないとね♪どんな名前が良いかしら?う〜ん?…………………そうだ!決めたわ!君の名前はフォルテース!意味は古い言葉で強さを意味するわ」
「クアクーア?クァァァ!クァッ!(フォルテース?ウォォォ!名前だ!)」
「気に入ってくれた?」
「クァァッ!(勿論!)」
「そう、良かったわ。
それで私の名前はシアって言うの……これからよろしくね!」
「クァッ!(こちらこそよろしく!シア!)」
「それでね?君の呼び方だけど……フォルって呼んでも良いかしら?」
「クァッ!(あぁ!それで良いぜ!)」
「ありがとう!それで……これから街に行くんだけど………その前にさっきのゴブリンの所に戻っても良い?」
「クァ?(どうしてだ?)」
「一応アレお金に………ご飯の為に持って帰りたいの………ダメ?」
「クァァ!(分かった!それじゃぁ戻ろう!)」
「ありがとうね!」
そして俺は先に歩き出しその後をシアは付いて来る形で歩き出した。
少し進むと先程のゴブリンの死体が有った。
持って帰るって言ってたけどコレ持つの?。
俺的にはシアに持たせたく無いんだけど………。
何かいい方法無いかな?。
そう思ってスキルリストを見ていると魔法の欄に空間魔法が有った。
確か?小説とかだとアイテムボックスとかストレージって空間魔法だったよな?………取れるかな?。
さっき回復魔法と魔力感知それと魔力操作を取るのに20ポイント使ってその後をコイツを倒したらレベルが上がってたっけ?ポイント増えてるかな?確認しないとな!ステータスオープンっと!。
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名前 フォルテース
種族 竜族
種類 ベビードラゴン
性別 雄
年齢 0才
Lv6
HP:112/112
MP:80/80
体力:36
力:46
防御:22
魔力:46
魔法防御:19
敏捷:30
スキルポイント:30
スキル
噛み付きLv1 爪Lv1 格闘Lv1 飛翔Lv1 火球Lv3 回復魔法Lv1 魔力感知Lv1 魔力操作Lv1 鑑定Lv2 暗視Lv1 竜鱗Lv1
ユニークスキル
経験値倍化Lv2 スキル習得率倍化Lv2 ステータス成長率増加Lv2
加護
転生神の加護
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おっ!増えてるな!…………あれ?ステータスの上がり方が違うな?確か前回はレベルアップに一回につき1割上がって筈?コレだと前回とは違って1レベルにつき2割上がってる計算になるな………。
これ、ステータス成長率増加がレベル2に上がったからか?。
だとしたら嬉しい誤算だな!。
スキルに関しては後で確認しよう。
今はスキルポイントで空間魔法を取れるかの確認だ!スキルリストを開いてっと…………んで魔法系をタップ!空間魔法はっと。
………うわぁ、ヤッパリこれは高いな………初期ポイントで20か………これを覚えるのは良いけど覚えたらアイテムボックスじゃありませんでしたじや意味ないんだよなぁ………鑑定で分からないかな?………ダメ元でやっとくか………鑑定っと!。
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空間魔法
空間を司る魔法が使える様になる。
Lv1 アイテムボックス
これ以上は鑑定のレベルが低く表示できません。
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おっ!やったぜ!Lv1でアイテムボックスが覚えられる!。
しかし、鑑定がやっと役にたったよ………。
でもこれで取っても良いな!と言う訳で空間魔法を覚えてっと良し後はシアにどう伝えるかだな………。
そうこうしてる内にシアはゴブリンの死体に近付きしゃがみ込むと腰からナイフを………って!ナイフ!!?それって!解体する気か!折角空間魔法を覚えたんだから止めないと!。
「クァッ!(待って!)」
俺は慌てて声を出した。