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第22話


 さて、どうするか………。

取り敢えず【鑑定】は上げておきたいな………。

現状の鑑定では見れるモノが少ないがそれでも情報が有れば少しは役に立つと思えるのでこれは上げて損はない………。

次は【暗視】だな………今のLv1でも役立つのだが見える範囲が狭く3m位が限界だ。

多分Lvが上がれば見える範囲が広がると思うのでこれから洞窟に潜るのだから鍛えておきたいな。

後は戦闘に関わりの有りそうなスキルだが………【火球】はここで使うのは危なくて上げられない。

もし、仮に使って宿とか他の民家に当って火事とか爆発何てなったらヤバイしな………。

となると……残りは【噛み付き】【爪】【格闘】の3つだ。

【噛み付き】はその名の通り相手に噛み付く攻撃だと思う。

多分Lvが上がると噛み付いた時の威力が上がるんだと思う一撃の威力を上げるのだったら良いかも知れない。

【格闘】はこれもそのままの意味だろう。

今のLvで体の動かし方とか殴り方や蹴り方見たいな単純な攻撃の仕方が分かる。

おそらくだがこれはLvが上がるとそれこそカンフー映画のアクション見たいな動きが出来る様になるのではと思っている。

もしかしたら殴る蹴る等の行動に補正が入って相手へのダメージを増やすとかの効果も有るかもしれないしこれも上げて損は無さそうだ………。

最後に【爪】だが………これどんなスキル何だ?。

取り敢えず効果が分からないので試して見ようか?。

あっ!一応その前に鑑定を………やっても碌な情報は表示されないんだろうなぁ………でも、スキルの経験値にはなるか。

と言う訳で【鑑定Lv2】発動!。


【爪Lv1:爪を伸ばす事が出来るスキル】


 予想通りっ!ってか!予想より酷い!。

爪を伸ばすってそれだけ!アレか!?猫とかの動物みたいに指から爪が出て来るだけとかそんな感じなのか!?それとも針みたいなのが生えてくるとかなのか!?もっとこう……爪での攻撃に補正が掛かるとかのスキルを期待していたのに残念感半端ないよ!?。

そこで俺はふと思った………もしかしてこれ?鑑定のLvが低い所為なのでは?と………。

もしそうならと期待を込めて俺は【爪】のスキルを使って見る事にした。

一応間違って発動させてシアを傷付けたりしたくないからどんなスキルかは確認しておこうと思う。

てな訳で………【爪Lv1】発動!。


『シャキーン!』


 まさにそう表現するしか無い感じで俺の両手両足から5cm位爪が伸びた………。


「………………クァ?(………………え?)」


 ……………いやいや、流石にコレだけって事は無いだろう…………そう思い俺はもう一度【爪Lv1】を発動した。


『スルッ!』


 そんな音がしそうな感じで出ていた爪が消えて行った…………。


「……………………………………クァ!?(……………………………………これだけかよ!?)」


 俺は堪らず突っ込んでしまった………。

え?何?本当にこれだけなの?Really!え!?嘘でしょ!マジで!?。

俺はそれが信じられず何度も出し入れした。


「クァ!クァ!クァ!クァ!(爪!爪!爪!爪!)」


『シャキーン!スルッ!シャキーン!スルッ!』


 現実が信じられずそんな事を10回位繰り返した時突然『爪のレベルが上がりました』と聞こえて来た。

あ、レベル上がった………何だか釈然としないが………取り敢えず上がったんだからいっか!。

さて、効果の確認だ………【鑑定Lv2】発動!。


【爪Lv2:爪を伸ばす事が出来るスキル】


 レベル以外の表記変わってねぇ!?まさか能力も変わってないとか無いよな!取り敢えず【爪Lv2】発動!。


『シャキーン!』


 やはりそんな感じで爪が生えて来た。

若干さっきのより爪が長く伸びてる気がする………大体6cm位か?………………え?マジでコレだけなの!?使え………なくは無いのか………一応6cmとは言え射程が伸びるのだないよりはマシか?。

後はコイツの強度だけど………確かめようが無いな………。

取り敢えず無いよりはマシって事でこれも少しずつ上げていこう。

さて、残るは【噛み付き】と【格闘】だけどどっちを先に試すか………。

どっちも名前を見る限り戦闘で役に立つのは確定だ。

後は使い勝手何だが………取り敢えず試してみるか!。


「クァ!(噛み付き!)」


 俺は【噛み付きLv1】のスキルを使ってみた。

すると予想外の出来事が起きた!。

何と俺の目の前に半透明の牙の様なモノが現れて何かを噛むかの様に閉じたのだ。

何だコレ!?意味分かんないけど!凄ぇ!。

俺はもう一度確かめるべくスキルを使った。


「クァ!(噛み付き!)」


 すると先ほどと同じ様に半透明の牙が現れて閉じた。

どうやら【噛み付き】と言うスキルは目の前1m位先に半透明の牙を出して攻撃?出来るスキルの様だ。

ただ何かをスキルで攻撃した訳じゃ無いからこれに当たり判定が有るのかは分からないが………仮に威嚇しか出来ない幻影でも使えるスキルなのは間違いない!。

まぁ俺の予想では当たり判定が有る攻撃スキルだと思う。

どちらにしろ使える優良スキルなので積極的に上げていこうと思う。

最後に【格闘】だ。

ぶっちゃけると何すれば良いんだ?。

ボクシングみたいにジャブ、ジャブ、ストレートってやれば良いのか?それとも空手みたいに正拳突きを100回とか練習すれば良いのか?。

他に思い付くのは掌底とか足払いとか膝蹴りとかか?あっ!回し蹴りとかも有ったな!。

とにかく練習してみるか!。

まずは素振り100回からだ!。


「クァ!クァ!クァ!クァ!………(1!2!3!4!………)」


 俺はそれから暫くの間素振りを続けた…………のだがぶっちゃけ忘れてた………自分の体力が無い事を…………。

30回が過ぎた辺りから腕に違和感を覚え………40回辺りで痛みを感じ………50回を過ぎた頃にはヘロヘロになっていた………。

や、ヤバイ本気で何とかしないと………。

出来れば誰かに教えて貰えると有り難いが言葉が通じるのシアだけなんだよなぁ………。

誰かにお願いして貰うか?………出来ればシアには内緒にしたいんだけどなぁ………。

そう思っていると誰かが宿へと続く扉が開いてこちらへと歩いて来る。

一体誰だろ?と思って振り返ったら………そこに居たのは………。




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