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第168話

うぅ………。

スマホの調子が悪い………。

そろそろ買い替え時なのだろうか………。

取り敢えず遅くなりましたがお待たせしました!。


 話を聞き終わりコレからの行動について話し合った。


「取り敢えず姫様は一度王都へと戻っては?」


「そうですね…ただ戻るにしてもココをどうしますか?」


 アイゼン団長は腕を組んで少し考えてから「そちらは我々にお任せ頂けませんか?」と言った。

と言う訳で彼等にココは任せて俺達は明日王都へと戻る事になった。

ただし………。


「彼等を冒険者組合に送って貰ってもよろしいですか?」


 と言う訳で騎士10人と食料と武器を朝に運ぶ事になった。

そこでふと学校に通ってる時の同級生の1人を思い出した。

確かアイツが言ってた事が有ったなぁ………えっと……10人は軍隊の2分隊分だったか?。

2分隊送るって事は朝晩でそれぞれ警備にあたる感じなのかな?。

まぁ、なんにしても一時的にって感じで後から更に送り込むのかもな………。

そう考えながらその日は飯を食ってからしっかりと寝た。

翌朝………。


「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」


 と元気よく挨拶され彼等と共に物資を載せた馬車を元の姿に戻り送り届けた。


「「「「「「「「「「うおおぉぉぉぉ!」」」」」」」」」」


 そして、彼等は俺に運ばれて騎士達は興奮しまくりだった。

送り届けた後彼等はスライさんの下に付き冒険者組合ココの警備にあたるとの事だ。

そして、騎士団テントへと戻るとすっかり移動の準備が終わっており直ぐに王都へと向かう事になった………。


「「「「「「「「「「お気おつけて!」」」」」」」」」」


 そう言って送り出してくれたのは救い出した人達の一部・・・達だった。

ただ今言った様に全員では無く一部だったのが少し寂しかった………。

理由は簡単………冒険者組合に向った際に連れて行ったマズラフと仲の良かった人達がマズラフが死んだのは俺達が守れなかったからだ………。

正直、俺達の言う事を聞かずに勝手に行動した結果彼は死んだんだと言いたいが守れなかったのも事実だ………。

逆恨みではあるが彼等の気持ちも少しは理解出来る………。

その為、送り出して貰えないのは寂しいが仕方の無い事だ………。

何にしても俺達は王都へと向った。

所で………。


「グル………グルルガゥグルゥァ?(なぁ………英人えいじ達って勇者じゃないのか?)」


「あ〜………一応俺達も勇者っちゃあ勇者だな………」


「グル?………グルラァ?(ん?………どう言う事?)」


「簡単に言うとね私達勇者って言うのは召喚によって呼び出された異世界の人達の事を指して言う言葉何だって」


 つまりは何か?召喚魔術で呼び出された人達全員が勇者だって事か?。


「ちなみに呼び出されたのはウチの高校に居た人達全員で呼び出された人達は全部で490人呼び出されたんだよ」


 えっと………多くね?。

確か1学年が5クラスで1クラス30人前後で約450人前後で英・現・理・歴・体育に家庭科でそれぞれ1学年に1人ずつで18人に学年主任が居て副校長と校長が居て残りは学園の清掃だとか維持管理する人達かな?。

それだけの人がコッチに連れて来られたら今頃向こうじゃかなりの騒ぎになってんじゃないかなぁ………。

一応メイビス様達にその辺の事とか後で確認しとかないとなぁ………。

もし、帰る事が出来るなら帰りたい人がいるかもしれないし。

英人えいじ達はどうするんだろうか?。

何となく可憐かれん麻耶まやちゃんはコッチに残るって言いそうだな………。

英人えいじも残りそう………って言うか残るんだろうしな。


「グル、グラァグルルグラァ………(なら、今回の件のバカはその中の1人って訳か………)」


「「「あ〜………多分アイツ(彼)かなぁ………」」」


「グル?グラ?グルル?(え?なに?知り合いなの?)」


「知り合いって言うか………」


「知ってる奴って言うか………」


「アイツを知り合いとは言いたくねぇなぁ………」


「「アレは勇者ではありません!」」


 ナニこの皆の反応!?。

3人の反応も気になるけどクレアさんとフィルマさんは何でそんなに怒ってるわけ!?。

あの手紙の内容から考えてロクな奴じゃ無いのは分かるけど一体何をソイツはやったんだよ………。

取り敢えず………。


「グルルル?(結局誰なの?)」


「「「「「影沼かげぬま盗娯とうごだ((だよ))((です))!」」」」」


「グル?グルルラ?(え?あの影沼?)」


 影沼盗娯………俺達4人と同じクラスで何時も窓際の席で俯いている10中10が暗い奴とか根暗とかとにかく暗いって言う男だ。


「グルルグラグルル?(アイツってそんな男だったっけ?)」


「そんな男だったんだよ………」


「ちなみにアイツがコッチに来てからやった事って言うとね暴行に強姦………」


「恐喝に恫喝………」


「殺人に放火に強盗………アイツがコッチ来てやって無い犯罪って無いんじゃねぇかなぁ…………」


「しかもアイツは私やフィルマまで無理矢理嫁にしようとした上に犯そうとしたんですよ!」


「誰も逆らえ無いのをいい事に!姫様がお風呂に入って居た所に無断で侵入しその上で姫様が誘ったとか虚言を言い他にも様々な女性に不埒な事をしてるのです!」


「「「「「アイツは勇者じゃ無くってただの犯罪者だ((だよ))((です))!」」」」」


 もう……本当にアイツなんなの………。

そんな感想しか出て来ないんだけど………。

そんな奴と関わらなきゃいけないってどんな罰ゲームだよ………。

俺は溜め息を吐き出しながら王都へと向かう速度を少し落としたのだった………。



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