第135話
さて、いい加減時間動かしてくれないか?。
『え〜( ´Д`)』
え〜じゃありません!ってか!何だよその顔文字!見えないのに使ってんの分かるってどう言う仕組みだよ!。
そもそも時間停止はある程度影響有るんだろ?。
『確かに影響は有りますけど時を担当してるエレノアが泣くだけですから問題有りませんよ』
イジメか!?泣かすなよ!?可愛そうだろうが!。
『大丈夫ですよ彼女ドMなんでさっきからこの状況で俯いてピクピクと悶てますから(笑)』
それ悶てるんじゃなくて泣いてるんじゃないかな!ホント可愛そうだから止めてあげて!?。
『ありがとうございます〜!ありがとうございます〜!ありがとうございます〜!うぅ〜………。゜(゜´Д`゜)゜。』
え!?誰!?。
『あっ!ずっ!……ずみまぜん〜………ずずっ!ふぅ………申し遅れました〜……私〜、エレノアと申します〜。
司る権能は〜時になりますです〜』
あ、これはご丁寧にどうも……俺はフォルテースって言います以後お見知りおきを。
『はい!うぅ〜………こんなに優しくされたの久しぶりですぅ〜………レイリス様も〜メイビスも〜いつも何か有ると〜直ぐに時間を止めて〜色々と押し付けて来るので〜………その上他の神《人》達も〜………うぅ〜………』
あ〜………取り敢えずあなたが辛いのは良く分かりましたのでそこのミス女神をとっちめてでも動かして下さって大丈夫ですので………。
何ならそこのミス女神や駄女神《レイリス様》も好きにして良いですよ?。
『え!?私も!?』
あっ!そこに居たんですね?部下の統率にミスったり転生を司ってるのに俺みたいなのを生み出してしまう駄女神様………。
『今!駄女神と書いて私と読みましたよね!私そこまで駄女神じゃないですよ!』
いやいや………部下が態とミスして俺を生み出す事を防げずその上何か有ると部下に弄られてるのに威厳が有ると?。
『うぅ〜……それはぁ………』
そもそもあなたがしっかりとしてれば時の女神である彼女がここまで追い詰められて泣く様な事にはならなかった筈ですよね?。
それでもまだ反論が?。
『いえ……ありません…………』
よろしい!では、こんな風に会話に介入する時間が有るのなら今直ぐエレノア様の手伝いをして下さい!。
それと、もう1人?1柱?の女神にも罰と説教………それから今回の時間停止の不始末をさせて下さいね!。
後!暇潰し的に俺に話し掛けて来る時間が有るみたいですからもう少し仕事をさせる事を提案します。
『ちょっ!?………』
『そうですね………分かりました。
その提案を採用させて頂きます』
『レイリス様!?』
『自業自得ですぅ〜』
『エレノアまで!?』
これに懲りたら少しは真面目にやるんだな。
『そんなぁ………』
『さて、何をやらせようかしら?』
『そうですね〜………ここの所〜色々と時間軸の調査とか〜やってても〜整理が出来てなかったので〜その辺をやらせてはどうですか〜?』
『いいわねそれ!ついでに今回の時間停止によって起こる不始末もさせましょう!』
『いやぁぁぁぁぁぁ!?私の時間がぁぁぁぁ!?』
『『自業自得(ですぅ〜)』』
悪は滅びた………。
さて、それじゃあエレノア様そろそろ『あっ!待って下さい!』………今度は何ですか?。
『すみません。
1つだけお伝えしたい事が有るのです。
あの魔物にされてしまった人達の事ですが貴方のおかげで無事に魂の回収が出来ております。
コレからも同様の事例が発生する事を鑑みて少し対処しました』
対処ですか?それは一体?。
『まず魔物にされてしまった人達ですがあのまま騎士達が対処していた場合彼等の魂の回収が行えませんでした』
それは何か理由が?。
『ええ、そもそも魔物化ですが本来この様な事は起こり得ない事なのは理解されていると思われます』
まぁ、それはそうでしょうね………。
近い種族ならまだしも物理的に完全に繋がりの無さそうな別の種族に変化してる訳ですから。
『はい……と言うよりこの世界には人が魔物に変化するなんて起こりうる筈は無いのですよ。
この世界を管理する為の摂理………それそのモノにそんな設定は入って無いのです』
ならアレは完全にイレギュラーな事なんですね?。
『ええ、そうです。
更に言えばあんな人を魔物に変える道具等私達は作ってませんし例え人がその様な物を作ったとしたら私達が気付かずにそのままにするなんて事は有り得ません。
何せ新しく作られた道具等は常に監視して調べておりますし。
危険な物は即座に神託を降して破棄させその上で2度と作れない様に私達で対処してますから』
なら何故あんな物が?。
『おそらくこの世界以外の別の世界から流れ込んで来た物なのではと考えています………。
この世界が狙いなのか………他に何か有るのか………そこはまだ分かっておりませんが分かり次第お伝えします』
分かりました。
何か分かりましたら直ぐに教えて下さい。
『はい。
後、今後の事を考えて魔物化した人の魂を回収する為に貴方以外の方が倒しても回収出来る様にしました。
何せこのままでは他の人が魔物を倒す事が出来なくなってしまいますから』
それは助かります。
1人だと限界も有りますし。
ちなみにそれはどんな対処を?。
『簡単に説明すると世界の理にこの世界の全ての生命に1つの表示外スキルを付与する理を追加しました。
そのスキルの名は【魂回収】です。
コレは魔物に変異した魂を含めた全ての魂を私達が回収出来る様にするスキルで全ての生命に標準装備するスキルになります。
簡単に言えばステータスと同じ扱いになりますね』
へ〜、何だか凄そうですね。
『凄そうでは無く凄いのですよ。
まぁ、色々と大変でしたが………』
ご苦労さまでした。
『はい…………それで……えっとぉ…………』
あ!エレノア様のお手伝い頑張って下さいね?。
『はい…………』
それで?今のでお話は全部ですか?。
『ええ、コレで全部です』
そうですか。
それでは何か分かりましたら教えて下さい。
『はい………それでは………………』
『フォルテースさんまたですぅ〜』
こうしてようやく時間停止が解除されて元の様に時間が動き出した。
さて、皆に説明しないとな………。
色々と面倒ではあるがやらない訳にはいかないので俺は少しだけ気合を入れ直すのだった………。




