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第114話


 説教が始まってから既に1時間は経過した………。

今だにシアの怒りは収まっておらず説教は続いて………と言いたいが途中から説教と言う名の俺の自慢話になっている……………。


 俺との出会いから始まりゴブリンロード戦の危機的状況そこからの俺の大逆転劇!。

町での料理の話や部屋での看病………。

そこからの隣都遠征………。

道中の狼達との戦い………。

まだシアの語りは続きそうだ…………。


 取り敢えずこのままだとシアも正座をさせられて語りを聞かされてる他の人達も風邪を引きそうだな………取り敢えず何かで暖を取らせるとしよう………。

えっと………何か燃やせるものは……………あっ!昨日のゴブリン達が持ってた棍棒がいっぱいあるから薪代わりにしよう。

取り敢えずテントから離れたこの辺に積んで………って!このままじゃ地面が濡れてるから湿って駄目だ。

取り敢えず地面を乾かすのに【吐息ブレス(放射ver)】!からの土魔法による地形操作で屋根を作って周りに排水用の溝を軽く掘って真ん中に棍棒を積み上げて完成っと!。

シア〜!風邪引いちゃうから!取り敢えずここで暖を取りなよ!あっ!皆もどうぞ!…………いえいえこれ位手間でもありませんから………あ!今、火を着けるね!【火球】!はい!どうぞ!。

え?どこまで話したかって?え〜っと………そうそう!ここに来る時の狼達の襲撃ん所までじゃなかったっけ?。

あってた?そう!良かったよ。


 シアが語りを再開した………。

あ、ブラッドフェンリルが登場した。

騎士団ピンチ!そこから俺のスキル【強制覚醒】での大激闘!。

ブラッドフェンリルを追い返してこの地へ到着………。

騎士団の戦闘と俺達の医療行為………。

その時助けたクラリスからの騎士の裏切り者の話………。

シャルによるレイリス様との交神………。

レイリス様からの俺への任務………。

それに伴う作戦の変更からの戦闘………。

俺を信じての苦しい進化中の戦い………。

守りも薄くなりこれまで………と言う所での俺の進化!そこからの大逆転劇!。

そして、再びのブラッドフェンリルとの再戦………。

激闘のシーンを語る際のシアの熱の入りよう………。

ってか、壁の向こうに居た筈なのに良く知ってるね………あ、壁を登って見てたの………え?シャルも見てた?そ、そうか………。


 そう言えばいつの間にかシャルも来ていてシアの語りに参戦してるのね………。

あぁ………俺の話をするのに参加するのは当然と………いえ、問題ありません………。

それと………これまたいつの間にか来てたメリアとアルドが一緒に料理を始めた…………それに気付いた語りを聞いてた5人の内の1人が2人を手伝い始めた………。


 はぁ、それがあなたの役目ですか………え?メイドさんなんですか?へぇ〜………え?好き嫌いはありますかって?………いえ、特に好き嫌いは無いので変なモノじゃ無ければ大丈夫ですよ?。

え?変なモノって何かって?そうですね………例えばその今あなたが鍋に入れようとしてる【笑い茸】とかはイヤですね………。

え?彼に食べさせる?…………あぁ……早とちりで勝手に動いたお仕置きと………。

別に死ぬ訳じゃないしやっちゃって下さい♪。

え?止めろって?やだよ………巻き込まれたく無いし。

それに自業自得でしょ?それ位で済むんだから甘んじて受けなよ………え?あぁ………可憐達もやるのね………頑張れ!。


 え?一緒に受けますかって?いやいや!受けないですよ!と言うか何で俺まで受けなきゃならないんですか!………………あ、冗談でしたか………良かった………。

こら!メリア!その手に持ってるモノを置きなさい!別に物騒なモノじゃない……んな訳あるか!【眠り茸】何てどう見たって物騒以外の何物でも無いわっ!って!シア!入れちゃって下さいって!何で肯定してるのさ!え?昨日眠れて無かったでしょって?うっ………知ってたのか………いや!だからって入れるなよ!フリじゃないからな!。


 そんな風に騒いでいるとしれっと騎士団長のアイゼンやクラリス達もここに集まりだした。

ご苦労様です………え?ついでに炊き出しをしても良いかって?良いですよ……ってか俺に許可を求める必要はありませんよ?。

え?そうもいかない?シャルの婚約者であるのだから自分達より上位者にあたるから許可を求める必要があると………大変ですね。

そんなこんなで許可を出して俺達は朝食の準備を始めた………………。


 ちなみに何とか茸を入れる事は阻止した。

まぁ、【眠り茸】は不眠症の人とかの病気の人に処方する薬の材料らしく危険は無いから後で飲む事を約束させられたけど………。

さて、色々気になる事があるから取り敢えず確認しなくっちゃな………。

取り敢えず俺の事から説明していこう………。

そうして俺は自分の事をあの5人に語り出したのだった。



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