表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/171

第104話


 俺が暴れ始めて体感だが1時間位がたった。

敵の数も目に見えて減り始め現在はまばらに集まっていてその内の1つの集団が襲い掛かって来る感じだ。

ここまでの状況になったお陰だと思うが指揮個体の動きが分かりやすくなった。

なにせ俺に恐怖してるのか自分の周りに3つの集団を待機させているからな。

それにしても………こんなにも組織だった動きをしてるのを見ると本当に魔物が指示を出してるのか疑わしいモノになって来たな。

もしかしたらあの2人のどちらかが直接指揮をしてるのかも知れない………。

その場合はちょっと面倒になるのかもな。

その辺は今は情報不足で分からないし。

もし、そうならその時に対処すれば良いや。

さて、取り敢えず残りの集団を1つ1つ潰していこう………と言う事で!。


「グルァ!(【吐息ブレス】!)」


 ある程度纏まっている所に向かって俺はブレス(着弾Ver)を放った。

これにより2つの集団が消滅した。

それでもまだ10以上の集団が存在している。

コレ指揮個体は最後にした方が楽そうだな。

となると………手前の集団から相手してくのが良さそうだな………ん?今度は2つの集団が挟み込む様に迫って来るな。


「グルっ!?(んっ!?)」


 急に尻尾がむず痒く………って!?いつの間に後ろから来てたんだよ!。

いつの間にか尻尾にゴブリン達が取り付きオーク達が棍棒で叩いていた。

防御力が高いから痛みじゃなくてくすぐったい感じの痒みを感じている。

取り敢えず振り払って………って!左右からも来てる!。

ええい!面倒くさい!こうなったら!。


「グルアッ!(【薙ぎ払い】!)」


 ゴブリンが引っ着いたまま俺は左の集団に尻尾を叩き付ける為に降った。

その際尻尾を叩いていたオーク達も一緒に薙ぎ払いそのままの勢いで左の集団を吹き飛ばし勢いを殺さずに右の集団にも叩き付けた。

おう………思ったより威力が出たな………。

薙ぎ払いで弾き飛ばしたゴブリン達が他の集団に弾丸の様に飛んで行きその集団を弾き飛ばした。

何でこんなに威力が出たんだろ?。

もしかして【格闘】か【薙ぎ払い】のスキルレベルが上がったのかもしれないな。

まぁ、今はどっちでも良いか。

取り敢えずこれで集団として機能してるのは10を切ったな。

よし!もう少しだ!一気に方を着けて………。


「糞が!よくもっ!よくもよくもよくも!邪魔をしてくれたな!」


 そう言いながら残った集団の奥から1人の男が現れた。

その男は黒いローブを羽織り大きな宝玉みたいな玉の付いた杖をこちらへと向けている。

おそらくアイツが今回の元凶だと思われる。


「折角!……そう!折角ここまで来たと言うのにっ!全て!貴様のっ!貴様の所為で台無しだっ!どうしてくれるっ!」


「グルァ………。グルグゥ。グルッグゥア。グルッグ………(どうしてくれるって言われてもな………。

悪い事してるお前が悪いとしか言えないんだが?。

それとも自分は正しい事をしてるとでも思っているのか?。

どう考えてもお前が悪いだろ………)」


「煩い!煩い!煩い!あぁぁぁぁぁっ!ようやく………そう!ようやく!我が一族の恨みを晴らせる筈だったのに!お前の所為で!全てが台無しだっ!」


「グル?(恨み?)」


「そうだ!奴等の!この国の所為で!長年繁栄を極めて来た我等が祖国!アグラッツ帝国は滅んだのだ!その恨みを晴らす為に15年もの歳月を掛けてここまで来たと言うのに!それを!どこの馬の骨とも知らぬ貴様の様な竜の所為で全て台無しだっ!」


 何が理由でアグラッツ……だったか?その国が滅ぼされたのかは知らないが滅んだ国の為にこんな事をしたって言うのか………。


「グルァ………?(そんな事の為に………?)」


「そんな事!?そんな事だと!貴様にっ!………貴様に!何が分かると言うのだ!どれだけ!どれだけ!15年と言う歳月の中!我々が苦渋を飲んで来たか!貴様に分かってなるものか!」


 そんなの分かるわけも無いだろうが。

と言うか………ここまで恨むってホントに何が有ったんだよ?。

ただコレだけは言える………。


「グルァ………グルグゥァ!(お前の恨みがどんな物かなんて分からないけど………それを理由になんの関係も無い人達を巻き込むのは間違ってる!)」


「あぁぁぁぁぁっ!煩いぃぃぃぃ!我が恨みを晴らすのに貴様は邪魔でしかないのだ!とっとと死ねっ!そして!この国を滅ぼさせろ!」


「グルァ!(そんな事させる訳がないだろ!)」


「ならば邪魔でしかない!我が神により与えられた最強の戦力で貴様を殺すのみ!こい!ブラッドフェンリル!」


 そう言って男は黒い宝珠の付いた杖を掲げた。

次の瞬間その男の後に闇の塊の様なモノが現れそこから血の様に紅い毛を靡かせ赤い瞳を輝かせた1匹の大きな狼が現れた………。

俺はその姿を見て直ぐに確信した。

間違いない………アイツはこの間の奴だ。

奴も俺を見て俺が誰なのか理解したのかその鋭い牙を剥き出しにして唸っている。

コレは………ヤバいかもな………。

俺は何となくそう感じたのだった………。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ