その1 廊下掃除にて
ぼく(聡亮)が懸命に清掃をしていたら、白壁に装飾してあるのに気が付いた。それは、何個かの浮き島が書いてあり、また、そこに背伸びをした人がいた。海には鯨がいて、驚いてしまった。
いきなり後ろから、「よっ!」と話しかけてきたのは、遥香。この子はいつでも恭しいし、悠然としている。そういえば、背伸びをした人は彼女に似ているなあ。透明な水を滝のようにして捨てている。以外にもこの子は知識が豊富で、眼孔がするどい。結構珍しい奴だ。まあ、この子には恩恵も受けてるし、このくらいにしておこう。
そういえばなぜか、彼女は乾電池をいつも16本持っている。彼女は皿抜け屋という変な店の店長(寛人)の息子で、そこは、乾物やかもめの翼、帽子に、透かし織りのハンカチ、世界で一番渋いお茶も売っている。その店は浜辺にあって、実は介助のサービスもやっている。実はこの店は、横から見ると火山が噴火したように見えるが、上から見ると鯨のように見えるそうだ。
ところがその日に横揺れの大きな地震で蛇口がこわれ、噴水が出た。店員はもちろん動揺して押し入れの中をあさっている人や床下に隠れている人、また、洪水だー、と叫んでいる人もいたそうだ。彼女は冷静だから、激怒しちまって、静まれ〜!といった。店員は静まったが、振り子だけがゆれていた。その後、もっとも大変なことが起きたのである。なんと余震で店が沈みそうになったのである。なんとか全員ダッシュで脱出したが、状況も状況だし、ただ沈むの眺めることしかできなかった。彼女はじつはこの付近の海岸を踏破していて、海岸の端まで歩こう、と言い出した。皆は反対したが、彼女は一人で結局行ってしまった。
皆、最初はいいと思ったが、やはり皆心配になってきたのか海岸沿いを駆けていった。そしたらなんと、そこは裁判所で、起訴された人(尚文)が歓楽的になって馬鹿なことをやっていた。皆、圧倒されてしまった。いったいこれは、衝動的に起こったものなのか、ただ馬鹿なのかさっぱりわからん。冷や汗まで掻いていた。
空港は、離陸したばかりの飛行機が空を飛んでいた。滑走路は途中でぶった切られていた。一瞬人影が見えたので、どうしたんだろうと彼女が言ったら、あっさりとバイトのねえちゃん(南海恵)に会社の人だろ、と指摘されてしまった。ねえちゃんの化粧はすごくて、証明書との写真では、人違いかと思うほどだった。店にいた珍客(波平)も一緒だ。なぜか奥歯の模型を手に取っていた。
彼女たちは、店長、バイトのねえちゃんにチンキャク、店員その1(さくら《さくら》)とその2(一郎)と一緒に旅に出ることにした。
どのくらいの距離を歩いたんだろう。もう空は真っ暗で、空には無数の星が瞬いていた。チンキャクは涙声で舟歌を歌っていた。眠い。即刻カノジョはテントをはって、驚異的な速さで眠りについてしまった。
その次の日、彼女が起きて外を見ると、かなりの荒天であった。そしてまた、彼女たちは歩き続けていくのである。 ・・・つづく
<注> この物語は架空のものです。実際の人物、団体名等とは関係ありません。
これが、本物の文章です。番号のみの解答:
01:懸命
02:清掃
03:白壁
04:装飾
05:浮き島
06:背伸び(せのび)
07:鯨
08:驚いて(おどろいて)
09:恭しい(うやうやしい)
10:悠然
11:彼女
12:透明
13:滝
14:知識
15:眼孔
16:珍しい(めずらしい)
17:恩恵
18:乾電池
19:乾物
20:翼
21:帽子
22:透かし織り(すかしおり)
23:渋い(しぶい)
24:浜辺
25:介助
26:噴火
27:鯨
28:横揺れ(よこゆれ)
29:地震
30:蛇口
31:噴水
32:動揺
33:押入れ(おしいれ)
34:床下
35:洪水
36:激怒
37:振り子
38:余震
39:沈みそう(しずみそう)
40:脱出
41:状況
42:沈む(しずむ)
43:眺める(ながめる)
44:踏破
45:端
46:駆けて(かけて)
47:起訴
48:歓楽
49:馬鹿
50:圧倒
51:衝動
52:冷や汗
53:離陸
54:滑走路
55:途中
56:一瞬
57:人影
58:彼女
59:指摘
60:化粧
61:人違い(ひとちがい)
62:珍客
63:奥歯
64:距離
65:瞬いて(またたいて)
66:涙声
67:舟歌
68:即刻
69:驚異
70:荒天
71:彼女
72:架空