人間って本当コッケー
”コッケー!!!コッケー!!!”
「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!うるさいぃぃ。なんでこんな早くからいつもいつもこいつ鳴くんだよぉ」
そう言いながらも鶏に餌をやり、小屋から飼い主は去っていった。
”コッケー!!!コッケー!!!”
人間って本当コッケーwww。あいつらは本当に頭がコッケーだぜ。特にあの飼い主は相当コッケーな人生を歩んできていやがる。
メスに振られてから1年間も引きずってやがるし、大学はおろか高校にすら行ってねぇ。いや、行くことができねぇぐらい頭が鶏なんだろうよ(ブーメラン)。しかも友達はいねぇかと思えば近所の住人一人にさえまともに顔も覚えてもらえてねぇ。普通、ここまで田舎ならいくらコミュ症だからと言って名前ぐらいは覚えてもらえるだろうになwww。あぁ~↑まじコッケーwww。
なのにあいつときたら、お金もないくせに一丁前に俺に飯をよこしてきやがる。まずは自分の心配からしたらって感じだわ。お鳥好しも、ここまでくればコッケーなもんよ。・・・まあええか、これでこの小屋の生活は快適なんだからなぁ。
飼い主の足音が聞こえた。段々大きくなっていくその足音は小屋の扉の一歩手前で止まった。
「コッケー!!!(珍しいな!こんな時間にまた来るなんて!)」
飼い主は一つ深呼吸をして、小屋のドアを開け、中へ入った。
「ありがとう!・・・本当にありがとうなぁ。」
「コケー?」
鶏は小屋から出され、飼い主の腕に抱きかかえられながら、飼い主の家の方向へ進む。そんな中、鶏は今まで見たことのない新しい世界、小屋の外の世界に圧倒されていた。
「コケコッコー!!!(すげぇ!!!)」
「こらこら、騒がないでおくれよ」
やがて外の世界は終わり、大きなガレージのある所へ一人と一羽は到着到着した。
「すまん」
飼い主は鶏の首をまな板に押し付ける。瞬時、斧が鶏の首を切り落とした。
”コゲッ————”
俺を殺しておいて、泣いてやがる。
—————人間って本当コッケー。




