秋葉と俺の戦争
秋葉と俺の戦争
夢のことを俺は、山本に相談した。
すると山本は、笑いながら答えた。
「秋葉の言ってることは、わからなくはないが、でもな俺らは、正しいから依頼をこなしてる訳ではないからな。雫は、妖に変なこと言われたら、そんな夢を見たんだよ」
「俺は、気にしすぎもあるか。なるほど」と俺は、納得した。
「妖の味方をするのは、どうかと思うんだが、山本」と俺は、怒鳴った。
「俺に八つ当たりするなよ。秋葉の墓前に言えよ。あいつ多分、成仏してないぞ?俺の見立てでしかないが」と山本は、俺に言った。
「未練ありまくりだってか、あんにゃろう。俺が秋葉を叩き斬って成仏させてくれるわ」と俺は、ひとしきり雑務をこなして、床に着いた。
すると、夢の中で妖刀を持った秋葉が現れた。
「よう、秋葉。未練あるんだってな?この世によぉ」と俺は直刀を構えた。
「未練か、確かに未練はある。それは、一度も生前に雫と本気で喧嘩したことないのが、未練の一つ。それを叶えてくれるのは雫だけ」と秋葉は、妖刀を構えた。
「いざ、尋常に」と俺は、叫んだ。
「勝負」と秋葉は、叫んで、いきなり間合いを詰めてきた。
しかし、それは、俺自身わかっていた。初撃を躱し柄の頭で秋葉の腹に一撃を与えようしたが、秋葉がそれを避けてみせた。
「やるねぇ。秋葉」と俺は、直刀を振り翳し突進した。
「また、同じ戦法か、つまらんぞ。雫」と秋葉は、距離を取り居合の構えをした。
「逆胴は、どうかな。」と俺は、片手で直刀を振り回した。
秋葉は、妖刀でかろうじて防いだ。
「逆胴とはね、雫も強くなってるってわけか」と秋葉は、俺を褒めた。
「同じ戦法が、通じないのはよく知ってるからな。秋葉には」と俺は笑った。
「歳を取らないからこっちは、持久力勝負なら負けないよ雫」と秋葉は、俺の直刀を弾き前進してきた。
「なんの、小娘の秋葉には負けないよ」と俺は、直刀を縦に振り下ろした。
「おばさんになった。雫には負けませんよーだ」と秋葉は、下から上に妖刀を斬り上げて激しい鍔迫り合いになった。
「誰が、おばさんだって小娘」と俺は、秋葉に怒った。
「誰が、小娘よ。同い年のくせに」と秋葉も、怒鳴った。
「もう、同い年じゃねーんだよ」と俺は、鍔迫り合いに押し勝った。
押し負けた秋葉は、体勢を崩し隙を見せた。
「これで終わりだぁぁ」と俺は、本気で秋葉を叩き斬ってみせた。
斬られた秋葉は、笑いながら「もう、時代は違うのかぁ。もっと生きたかった。生きて雫と一緒に戦いたかったなぁ。無念」とそう言い残して倒れた。




