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団長になるまでの物語

初投稿です。


がんばります

団長になるまでの物語

「俺の名は、竹村雫14歳だ。今日も今日とて自分の愛刀の直刀、黒漆平文大刀拵 刃は、中直刃互の目 名は、桜水月を拵えて、いざ、寺子屋に参る」と向かおうしたら母親に止められご飯を食べ忘れてること知った。


「ノー」実に締まらない出発だった。


「おーい。しずくー」と自分に手を振る友人、滝本秋葉が

 いつも通り、走りながらこっちに走ってきた。


「いつも通りじゃん秋葉ー」とおちょくる俺


「あんた、どうせいつも通りゴロツキ達絡まれるじゃん?旅は道連れってね。付き合うよ」と秋葉も物好きだ。


「うちら、血気盛んだよねぇ。」と自分がいうと友人の秋葉にドン引きされた。


 すると、そこにゴロツキ達が絡んできた。


「テメェら今日こそは、許さねぇぞ」と三下の様な捨て台詞吐くゴロツキの山本巧30歳独身が仲間を連れてやってやってきた。



「独身を拗らせるとこうなるもんかねぇ。俺らに喧嘩売るたぁ元気なのはいいけど、真っ当に生きろよ。おっさん」

と自分でも思う至極真っ当な意見だった。



 しかし、それが山本には、気に入らないらしく俺らに得物を抜いて全員で向かってきたが、あっさり俺らに返り討ちに遭い、即座に退散した。


 俺らは、少しばかり期待していた。どうしようもない人間が変わることを


 だが、世界は、残酷な物で荒んだ心は二度とは戻らなかった。


 一度、世界に絶滅した人間の耳には、何も入ってはこないもの14歳ながらにしてそれを知った。


 寺子屋に着いた俺らは、勉学に励んだ。


 時には、剣術指導、時には模擬戦試合等と色々やったが、人を斬りたいとかは、思わなかった。


 他は、人殺しに躊躇しない人間も、この中から出てくるだろう。


 しかし、人を殺すのではなく人を活かしたいと考えるのは、贅沢な悩みなんだろうかとそんなことばっかり考えながら稽古に励んだ。


 身が入らないのは、いつものことだっだが、いつにも増してだった。


 その事で恩師に叱られた。


「いいか、相手は、お前とは別の生き物だ。例え、お前ならこうするが、正しいと思うと行動したとする。しかし、他人は、そうは感じないものだ。疫病神と思う人間が必ずでてくる。それに対して、貴様は、同じ考えではいられないはずだ。個は全、全は個、お前も一部だと言うことをわすれるではないぞ。他人が正しいとは、思うな。自分が正しいと思うな。わかったか?それが人間なのだ」非常に重い言葉だった。


 自分の中では、当然と感じていた何かが崩れるような音がした。


「別な生き物か。山本も、それを感じているのだろうか?」と俺が考えながら帰宅してる最中に山本が一人で向かってきた。


 珍しい光景だった。


 普段は、多人数で来たのに今回は、一人だ。


 自分も、一人だった。


 友人である秋葉は、自分を誘って帰る提案したが、俺が断ってしまったのだ。


 俺は、山本の蹴りをまともに受けて二メートル離れた木にぶつかった。


「らしくねぇな。お前も俺もよぉ」と山本は、叫んだ。


 山本の言う通りらしくなかった。正論が、自分を傷つけたのを知った。


「正論が正しいわけではないな。山本、俺が間違ってた。すまん」と俺は、山本に謝った。


「なんか、あったのか?ゴロツキの俺に謝るとはな、話聞くぜ?」と山本の優しいに初めて触れた。


「先生から叱られて、妙に引っかかって」と俺は、山本に事情を話した。


 すると、山本も似た境遇を持っていたことを俺は知ることが出来た。


「なぜ、ゴロツキに?」と俺は、山本に尋ねた。


 彼は、口を硬く閉じたが、しっかりと答えてくれた。


「俺が、ゴロツキになったのは、理由を探してるからさ。どこにどうやって進んだからいいのか訳もわからずに走ったら、気づけばゴロツキだ。真面目に生きようした結果、転落してゴロツキだ。何が起こるかわかったもんじゃない。お前もそうなるんじゃないか?」と俺を悟す言い方をした。


「気づけばゴロツキか、今の自分にはわからない世界がそこにはあるんだなぁ。それだけはわかった。ありがとう」と俺は山本に初めて感謝した。


「自分の道が正しいのか、本当の意味では、理解出来ないな。山本は、それに争ってるのかも」と山本に対する評価が少し上がった。

 


 

 

なんとかかけました

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