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(二)-13

 見ていると、普段は《《はつらつ》》としている梨子がうつむいた。そして少しそっぽを向いて、何かを言ったようだ。少し頬が紅潮しているようにも見える。間違いなく、告白だろう。

 サッカー部の練習着姿の浜野は頭をかいた。そして少し何かを話したあと、梨子は浜野のことを上目遣いで見た。普段他の生徒たちに見せる姿とは違っていた。

 三人は気づくと、いつの間にか浜野がデバガメ生徒たちの方へ走ってきていて驚いた。恥じらう梨子の姿に気を取られていて、浜野が動いたことに気づかなかったのだ。

 三人は慌てて校舎の陰に身を隠した。もしかしてデバガメがバレたのか? もしかして殴られる? そう覚悟を決めたとき、浜野はそのまま三人の前を走って行ってしまった。


(続く)

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