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1-2種田、女を利用する

「おいそこのお前何している」

「ひゃーー」

「おまおまちょいまてなんちゅう事だ」

種田は机の上から落ちた教科書の数よりも、振り向いてずっこけた少女にビックリした

顔面血だらけで、真っ白なスカートが赤く染まっている

こんな状態では事情聴取も出来ないどうにかする方法は無いものか?消毒液は父親の寝室にある


だが、帰ってきたらどう説明しよう?女がずっこけて血だらけだからとか言おうものなら、暴行を疑うタイプだと思われる


とりあえず、母にばれないように父親の寝室へ侵入する

包丁が4本もあるそして、父が大事にしていた日本刀がない後、タンスも開け放してある

さっきの女侵入したなあいつお説教してやらなければならぬ。もう、深夜1時か寝ないとな


部屋に戻ると、「フハフーフギョーギャーオ」と凄い声で息をしていた

「お前は怪獣か」

と突っ込むと

「怪獣かっこいいよね、私は怪獣だよ」

とボケられどうにかまともな状態にさせるため消毒作業を開始した

「いったーーい何しやがる」

やはり消毒も一苦労だ、顔に至っては痛みに顔を振り回すものだから目や鼻に消毒液が付着しそうであった

明日の朝にでも話を聞くことにして、種田は就寝準備を始めた

案の定、この女は、種田の布団に入り込んで種田を寝かせてくれない

「どうしてあんな難しい本がたくさんあるの?あなたが読める本なの?」

「読めるに決まってんじゃん、読めないわけねーよ」

「あたしでさえチンプンカンプンなのよ、そんなバカ丸出しの面で読めるわけないじゃない」

「人を見た目で判断すんな後、お前に言われる筋合い無いし、少なくともバカ丸出しの面ではない、バカそうな顔に見える人もいるだろうが」


「それより、聞きたいことが山ほどある教えてもらおうか」

「めんどくさい、もう寝るわ、おやすみ種田」

(この女自ら話しかけてきて質問答えんの面倒だから寝る?後、何故名前を知っている?生意気過ぎて腹が立つ‥‥‥まあ、良き作戦を思い付いた)







参三は、明日のデートが楽しみすぎてあまり眠れなかった彼女が明日から地獄のような日々を送るはめになっているのも知らずに



種田の夢


この生意気さは総理大臣秘書として良い人材だ。どう考えても頭が悪すぎるが、自分の天才的指導力と高校の先生方の指導を組み合わせればどうにでもなる。問題は転校手続きだ。こいつにもご両親がいてもう警察などに捜索願いを出したかもしれない。顔写真と見た目を偽造するのも面倒だ


ばれないようにかつ、見た目を変えずにか

難しいな、とりあえず、この女に色々聞き取りをしないとだな


果たして、この種田の夢は実現するのか?



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