─83─椿の秘訣
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
受験前日につき、短めです!!
では本編どうぞ!
「はぁ、はぁ、」「ふぅ、ふぅ……」
ダンジョンに潜り始めて約2時間ほど……。明らかに先に進むにつれてモンスター達の攻撃の勢いは、増してきている。
「これは結構……キツイな」
「一旦引く? 」
「いや、今見えてる敵を倒し切ってからにしよう」
「了解」
皆、余裕が無くなってきているのか、口数は減り、額には汗が滲んでいた。
しかし、時間が経つ事に分かってきたこともそれなりにあった。まず、ダンジョンにはモンスターが出てくる波みたいなものがある(みんなウェーブと言っている)。
ひとつのウェーブが過ぎ去る事に、1度インターバルが入るのが印象的だ。
そして、1度のウェーブに出てくる敵の数や、それぞれのモンスターの質が徐々に奥に進むにつれて手強くなっている。
ひとつのウェーブの敵を倒しきるのに大体、15分ほど要するため、集中力の持続が必要不可欠になってくる。そこが攻略に基づいてネックな場面だろう。
「はぁぁああ! 」
「ナイス!椿! 」
「ありがとうでござる! 」
ようやく、ダンジョンに入って7つめとなるウェーブが過ぎ去ったようだ。
それにしても……
「椿ってなんか表情に余裕があるって言うか……いい意味で必死じゃないよね」
私を含めた、椿以外のパーティーメンバーは皆肩で息をしていたり、汗が滴り落ちていたり、何となく疲労を思わせる表情を浮かべていた。
しかし、椿は息を切らす様子もなく、汗を滲ませている様子もない、涼し気な表情を浮かべている。
「拙者、『サイレントラング』という無属性魔法を会得してるでござる。よって、独自の呼吸法で戦闘が可能。疲れも感じにくいでござる! 」
「なるほど! 」
「そこは英語なんだな」
キルダーニ!私もツッコミたかった所をよくやってくれた!
「スキル名だから仕方ないでござる!拙者だって出来れば冷静沈着とか、明鏡止水とか漢字のカッコイイ名前の方が良かったでござる……」
「明鏡止水って意味違くね? 」
「そうなんでござるか?かっこよければなんでもいいでござるっ!へへ」
そ、そうなんだ。椿の意外な一面が垣間見えた瞬間だった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
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