─81─衝撃の体験談
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「おぉ!椿!ようやっと帰っきたんかいなー!えらい遅かったやんか!そっちのお連れさんは? 」
いわゆる、「おきひな弁」を喋るショートヘアーで筋肉質な彼女が、椿のルームメイトみたいだ。
「こんにちは、椿とパーティー組んでるソフィーです」
「マーシィです」
「ソフィーに、マーシィ?どっかで聞いたことのある名前やなぁ……。もしかして!君ら今年の1年MVP、準MVP? 」
「は、はい」
「ってことは君があの、『英雄、俊樹』に助けられた女の子か!ええなぁー!うちもあんなかっこよく助けられてみたいわぁ! 」
「セリーヌ殿にそんな願望があったなんて意外でござる。予想では『恋愛?そんなのよりもにくがたべてぇ!』って言うと思ってたでござる」
「てっめぇ!うちは椿をそんなふうに育てた覚えはないで! 」
「拙者、セリーヌ殿に育てられた覚えはないでござる」
2人は、もちろん本気ではなく、挨拶代わりとでも言いたげな楽しげな表情の中で、イジりあっている(見方によっては一方的だが)。
「あっそういえば、1番重要な事を聞くのを忘れていたでござる! 」
「そうじゃん! 」
危ない危ない。このまま談笑だけして帰るところだった。
「セリーヌ殿が★5のダンジョンに潜った時のことを聞きたくて彼女らを連れてきたでござる」
そう、椿が言った時、一瞬だけセリーヌさんの表情が曇ったように見えた。
「そう言えば、椿らは★5に当たったんやってな! 」
「そんなんです」
「★5はな……えげつないで」
今までの和気あいあいとした雰囲気とは一転、急に真剣な表情を浮かべたセリーヌさんに、私たちの体は硬くなった。
「まさか舐めてかからへんとは思うけど、それでもよっぽどの準備はして行った方がええで。あれはいくら椿や、ソフィーちゃん、マーシィちゃんでも十分にやられる可能性がある」
「そんなにですか? 」
「普通のダンジョンの2倍、モンスターが出てきて、その全てが亜種、って言ったらわかりやすいか? 」
『なっ……』
私達は、文字通り固まった。そんなにもレベルが違うだなんて……。油断していた訳では無いが、そう聞くと一気に自信が無くなってきた。
「でもそんなんとは比べもんにならんかった。★5のダンジョン全てがそうとは限らんけど、ウチらの行った所には『ドラゴン』がおった」
『ドラゴン!? 』
ドラゴンは、古の時代より生きながらえている、まさに生きる伝説とも言われるモンスターだ。
大昔には、一体で1国を滅ぼしたとされる個体もいる程で、発見され次第国を挙げて討伐パーティーが組まれるほどだ。
「でも、よく無事で帰ってこれましたね」
「先生が途中で入ってきてくれへんかったらホンマにヤバかった。でもあの時のアジャド先生はかっこよかったなぁ~。何はともあれ、ドラゴン退治するぐらいの気概で行かないと攻略どころか死んでまうことになるで。ようよう準備してチャレンジしいや」
皆の間に緊張感が共有された。
そしてわくわくの感情は次第に不安へと変換されて行った……。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
【注】ここからのお話は作者:本久 禅によるただの雑談です。
ひとまず、滑り止めではありますが先日の受験では合格を納めることが出来ました!
一安心とはまさに今の心境ですね!
ただ、本命がまだ終わってないので油断は出来ません!今後もご迷惑かけるとは思いますがどうぞご理解の程よろしくお願いします!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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