表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/90

─07─魔法の仕組み

 この作品を手に取っていただきありがとうございます!

 もしこの話が初めてだよーって方は、よければ1話からご覧下さい!そっちの方が楽しめると思います!

 また、1話から読んで頂いてる方、読み続けて下さっている方、本当にありがとうございます!


 それでは本編どうぞ!

「ここは? 」


 ギルド長との固い握手のあと、ソフィーに外に連れ出され、少し歩いてだだっ広い草原へとやってきた。


「この草原は、駆け出しから玄人まで、いろんな人が自分の魔法の練習をするのに使われてるのよ!すごーく広いから、周りに迷惑かけないし、モンスターもスライム程度しか湧かないから重宝されてるの! 」


 なるほど……。確かに、この世界では必要な気がする!

 しかし、本当に広い!地平線の彼方まで、緑の草原が広がっている。

 確か、地平線までの距離は4~5キロと聞いたことがあるので、歩くと1時間……。広いな!


「さぁ!じゃあ早速魔法の練習に入るわよ! 」


「はいっ! 」


「まずは、魔法を具現化するところから!手のひらを胸の前で広げてみて! 」


「はいっ! 」


「次に、手のひらの真ん中に燃える炎をイメージしてみて! 」


 僕は眉間に皺を寄せ、ライターのような小さな炎をイメージした。


──ボッ!


 音とともに、激しく炎が上がった。しかし、少しすると、徐々に炎は落ち着き、イメージしたライターほどの火柱に収まった。


「う、嘘!?なんでそんなに調整が早いの!? 」


「調整というか……なんというかイメージした形に勝手に収まった感じ? 」


「くっ……これだから天才は! 」


「じゃあ次は──」




 こんな感じで、ソフィーから指導を受けて、約1時間でちょっとした攻撃なら十分な威力で繰り出せるようになった。


「あんたってやつは……!全くもって教えがいのない子ね! 」


 やれと言われたことをやって暴言を言われるとは……。これまた酷いな!

 ん?そういえば、ソフィーの年齢まだ聞いてなかったな。


「そういえばソフィーって今いくつなの? 」


「私?今年で18よ? 」


 ……えっ?年上!?話した感じ、同級生か年下だと思っていた!なんというか、精神年齢って恐ろしい……。


「なーによ!その意外そうな顔は! 」


 やべっ!顔に出てた。


「そ、そんなことないよ!さっ!疲れたでしょ?今日はこの辺にしてまた明日!よろしくね?ね? 」


 我ながら必死感満載だが、ソフィーは気付かず「そうねっ! 」と言って歩き出した。

 この子……チョロい。






「お帰りなさいませ、ソフィー様、そしてお連れ様」


 検問所で挨拶をして、再びアルカディウスの街へと戻ってきた。やはり、ソフィーと比べてまだ付き添い感覚か……。

 逆に考えれば、今のところ僕のぶっ飛んだステータスは広がっていないという訳だな。よしよし!


「そういえばソフィー。やっぱり僕のこの格好って変かな? 」


「うん!もちろん!すごーく変だわっ! 」


 そんな清々しく言いきられても……。地味に傷つくな。


「お父様に聞いてみれば、多分昔の冒険服の1着や2着あると思うけど……。聞いてみようか? 」


「出来れば……お願いします! 」


 という訳で、本日2度目のギルド来訪だ。

 ソフィーはギルドに入ると、『関係者以外立ち入り禁止』と書かれたドアをさも当たり前のように開けた。


「うぉおわ! 」


 いきなり開けたもんだから、扉の向こうの人が驚いてしまった。ソフィーさん……ノックぐらいしましょうよ?

 扉の中に顔を出してみるとこちらもビックリギルド長ではありませんか!?

 控え室のようなところでくつろいでいたであろうギルド長は、目を丸くして固まっている。

 意外な一面もあるんだな。


「ごめんなさい!お父様! 」


「いやいや。構わないんだ。こっちこそ驚かせてしまってすまない」


 絶対に悪いのあなたの娘さんですよーギルド長ー!


「で、何か用かい? 」


「あっ!そうだったわ!俊樹に、お父様が昔使ってた服をあげて欲しいの!この服装だと街でも目立ってしまって……。何かいいものは無い? 」


「よろしくお願いします! 」


 僕は深々と頭を下げた。礼儀は大切、大切!


「そうだなぁ……。確か、うちに10代の頃に使っていた服がまだ何枚か残っていたな。そうだ!丁度いい!この後、一緒に食事でもどうだろう?異世界のことも気になるしな! 」


「も、もちろんご一緒します! 」


「じゃあソフィー、先に家に染谷君を案内してあげなさい。私は、残っている仕事を片付けて、極力早く帰るから」


「分かったわ!じゃあお父様。残りのお仕事も頑張ってね! 」


 ……ということで、服をもらおうと思ったら食事に誘われた。しかも、ソフィー&ギルド長のご自宅で!!

 粗相しないように気をつけなければ……。

ここまで読んで下さりありがとうございます!

遂に1週間ですね(書いている現在はまだ11/20ですw)!

今回は、前回に較べて少し進展があったのではないでしょうか?

よければご感想、評価、お待ちしています!

次回もどうぞよろしくお願いします!




今回から一応、TwitterのiDを載せさせていただきます!いいなっ!と思っていただけたら是非フォローよろしくお願いします!

Twitter→@8aCBj8lS5PVzcUg

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ