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─68─体育祭(長剣術前編)

 こんにちは!本久禅です!

 この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!

 そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!



 では本編どうぞ!

「今大会、出場する競技では全戦全勝!今ノリにノッている天才少女、ソフィーの登場だァ!好調を体に纏った非凡の才女から勝利をもぎ取るものは果たして現れるのかァー! 」


 これ……だんだん誇張されてきてはいないか?初めの方はまだ大人しかったよ?

 ただまぁ、ここまで褒めてもらえることもそうないだろう。素直に喜んでおこう。


「両者中央へ」


 審判の先生の指示に従い、対戦相手を見つめながら前へと出た。

 相手は、1度も対戦したことがなく10組には入っていない人だった。しかし、めは私を狩る気満々だ。


 先生から諸注意を受けている間、私達は1度も目線を外さなかった。


「では始めっ! 」


 こうして、戦いの火蓋は切られた。


 勢いよく飛び出してきたのは向こうで、ものすごい剣幕から繰り出される素早い剣術に、武の心得がない一般人からすれば回避は困難なものかと思われた。


 しかし、私からすれば脅威でもなんでもなかった。

 剣は大振りだし、1打1打に威力、殺気がこもっていない。このレベルであれば、その場を動かずに剣だけで全て捌ける。


「なにっ!? 」


 自慢の高速剣術が破られ、驚きを隠せていない様子だった。見るからに後ろへ退いてしまった。

 自身の剣術に自信をなくしたか、はたまたありえないものでも見たかのような、悲愴で驚きの表情を浮かべていた。


 あまり長引かせることもあるまい。

 私は、数歩で相手との距離を詰めると、反応できないであろうスピードで首元に刃先を突きつけた。


「寸止めにより、勝者ソフィー! 」


 審判によって勝利が高々と宣言された。


 1回戦を楽々とパスした私は、2回戦3回戦と順調に勝ち進み、準決勝まで駒を進めた。


「やぁ、ソフィー?好調かどうかなんて知らないが勝たせてもらうぜ? 」


 そう薄ら笑いを浮かべながら気障な勝利宣言を呈したのは、私の苦手なタイプ上位の「キルダーニ」だった。

 もしかしたらいい人なのかもしれないが、いちいち気に障る言い回しや、格好をつけるナルシスト加減を見ていたら、どうしても……。


 しかし、剣術の腕は確かで完璧なフォームから繰り出される剣技は、速さこそないものの狙ったところを確実に仕留める正確性と、捌きづらいパワーを持っている。決して油断の行かない相手だ。


「始めっ! 」


 試合が始まるも、両者とも動かず様子見だ。

 試合の始まる前のおちゃらけた視線とは一変、一瞬の隙も見逃さないとでもいいたげなその視線は、一片のミスも許されないほどだ。


 しかし、ここで引いてはいつまで経っても勝負はつかない。覚悟を決め、間合いを一気に詰めにかかる。


 応酬に次ぐ応酬。私の速さが上回るか、キルダーニのパワーがそれを優るか。10秒ほどの攻防ではあったものの、傍から見れば30秒に感じたと言われても疑わない。それほど濃い10秒だった。


 しかし、2人の間に決着は着いた。

 首元に刃先が突き立てられていたのは……キルダーニの方だった。


「勝者ソフィー! 」


 ふぅ。勝つことが出来た。しかし思ったよりもキルダーニのレベルは高く、たじろぎそうになるほどだり


「やっぱり……俊樹のやつも言ってたけどソフィーって強いなー!完敗だ!優勝しろよ?俺の分も! 」


「えっ?今なんて? 」


「あ、いやだから優勝しろよって」


「じゃなくてその前!俊樹って? 」


「あぁ、ここに来る途中の馬車で一緒になったんだよ。まぁでもその話は後で。ちゃんと勝ってこいよ?お前の勝利にA組の優勝がかかってるって言っても過言じゃぁないんだからな? 」


「う、うん」


 まさか……俊樹を知ってる人がこの学校にいたなんて。後で事情聴取は必須だな。


 でもその前に、キルダーニが言った通り決勝戦だ。

 A組優勝の為にもここは抑えておかなければ……。


 しかし、私は決勝戦の対戦相手を確認すると共に、声に出ないほどの驚愕を経験した。


 決勝戦の相手が……椿じゃない?

 ここまで読んで下さり、ありがとうございます!


【注】ここからのお話は作者:本久 禅によるただの雑談です。


 今回、作中にでてきた「戦いの火蓋は切られた」なんですが、私が情報弱者なために初め「戦いの火蓋は切って落とされた」と間違えていました笑

 でも、これに限らずたまにその文字や、文の意味や、使い方が広く間違われている言葉ってありますよね!

 でも、日本語で物語を伝える物書きとして間違えた書き方はしたくないなと思いました!


 次回もどうぞよろしくお願いします!


 ブックマーク、評価、感想、レビュー、どしどしお待ちしています!私のモチベーションになります!


 恒例となりましたが、今回もTwitterID載せさせていただきます!もし興味ございましたらお気軽にフォロー等よろしくお願いします!


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