─52─寮
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「では、今日はこれで解散となります。寮へもどってくれても構いませんし、学内を見学しても構いません。ではさようなら」
「ソフィーはどうするの? 」
「私?んーそうだなぁ。とりあえず、寮を見てみようかな!荷解きもしないとだし」
「確かにそうだね~!じゃあ一緒に行こうよ! 」
「うん!いいよー! 」
この学校は、基本的に寮生活になっている。正直、家を出てお父様と違う場所で暮らすのは初めてで怖いけど、そんなこと言っていたら遠出のクエストに出れない。
こうして仲間と共に暮らす生活にも慣れていかなければならない。
幸い、マーシィというまともに話せる友達も出来たことだし勇気を出して頑張ろう!
「ここが寮かぁ……」
「でっかいねぇ……」
寮は男子棟と、女子棟で別れていて両方ともすごく大きい。流石あの新入生と在校生を合わせた全ての生徒を宿泊させられるだけある。
「入ろうか」
「うん」
中に入ってまず目に飛び込んできたのは「新入生の皆さん入学おめでとう」の文字だった。
「やぁやぁいらっしゃいお2方!君たちは新入生かい? 」
作り物の鼻の上にメガネが乗っかった奇妙な変装をしている女の人が後ろから話しかけてきた。
「ひゃぁ! 」
「びっくりした? 」
「はえっ? 」
「いやー!ごめんねー!1回こういうのやってみたかったんだー!私はこの寮の寮長で2年のパトラ!歓迎するよ!君達の名前は? 」
「1-Aのソフィーです……」
「同じく1-Aのマーシィです……」
「おおっ!君達の1Aなんだねぇ!有望株じゃないか!期待してるよー!ソフィーちゃんとマーシィちゃんだね?部屋を確認してくるからちょっと待っててねー! 」
そう言うと、パトラさんは廊下を猛ダッシュして行った。
「な、なんかすごかったね」
「う、うん。色々と、すごかったね」
そして30秒もしないうちにパトラさんはこれまた猛ダッシュで帰ってきた。
「すごいよ!2人とも!ソフィーちゃんが、私と相部屋で、マーシィちゃんが私の妹と相部屋なの! 」
「えっ!?パトラさんと相部屋!? 」
「その……パトラさんの妹さんって……」
「ん?ペトラ?あの子は私と真逆でしっかり者だよ!バンバン頼っちゃって!妹と言っても、年は1年も変わらないんだけどね! 」
「どういうことです? 」
「だから、私が4月生まれで、ペトラが2月生まれだから学年で言うと同じ学年になるんだー」
「なるほど……改めて、パトラ先輩、よろしくお願いします! 」
「おぅよー!こっちこそよろしくだぜー!マーシィちゃんもよろしくね? 」
「はいっ!よろしくお願いします! 」
「じゃあ2人を部屋に案内するから着いてきてー! 」
「「はーい! 」」
なんと、パトラ先輩が相部屋だった。でも、悪い人じゃなさそうだし、色々と教えてもらおう!
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
今回、作中に寮を登場させました!皆さんは寮生活のご経験はありますか?私はありません笑
学生生活で1回くらい経験したいですよね!兄弟もいない私からすると部屋に誰かいる状態で寝るというのが、友達の家に泊まりに行く時くらいで、それ以外はずっと1人なんですよ……。
寮生活はもちろん、私からすると気の許せる兄弟が欲しいです!笑
次回もどうぞよろしくお願いします!
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