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─05─冒険者の生業

 この作品を手に取っていただきありがとうございます!もし初めてだよーって方がおられたら是非、1話からご覧下さい!

 そして1話から読んでくださっている方!本当にありがとうございます!

 また、今回は説明が多くなっております!物語にあまり進展ありませんがどうかご容赦ください!

 それではどうぞ!

──キキィー


 見るからに重々しい扉を軋む音と同時に開けた。見た目よりも数段軽いその扉に、僕の力は空回りした。


(なんだよ……そんなに重くないなら重そうにするなよ……)


 扉を開け、中を覗くと今まで歩いてきた廊下と打って変わった雰囲気でだった。

 地下の屋内のはずなのに、緑が生い茂り、木々がざわめき、太陽光が差し込むなんとも神秘的な空間だった。


「染谷様。お待ちしておりました」


 雰囲気の違和感に僕が戸惑っていると、どこからともなく声が聞こえた。


「こちらの検査室では、ステータスを測っていただきます。まず、前に見える大きな木に近づいてください」


 そ、そういえばここ検査室だったな。


 芝生の上を歩き、そびえ立つ巨木を眺める。でけぇー!


「次に、木に彫り込んである手形にしっかりと手を入れてください」


 木に触れると、そこだけ木の表面がツルツルとしていて、長年触られ続けたんだろうなと思わせる。

 しっかりと手をはめ込むと、眩い光が僕の視界を奪い去った。



 5秒ほど経ち、瞼の向こうの光が徐々に弱まり始めると、僕はそれに合わせるように徐々に目を開けていった。


「お疲れ様でした。以上で検査は終了です。1階の受け付けまでお戻りください」


 そう声が聞こえると、自動で来た道の扉が開いた。いや……じゃあ来る時も自動で開けろよ。


 促された通りに1階に上がると、ソフィーが欠伸をして待っていた。

 ギルド長のご令嬢が、言ったら自分の城で欠伸してていいのか……?


「ただいま」


「おかえりー。じゃあ受付行きましょうか!俊樹のステータスも気になるし! 」


 ステータス見せるの前提なのか……。まぁいいや。


「染谷様。お疲れ様でした。以上で、会員証発行に関わる全ての条件を満たされました。今しばらく、かけてお待ちください」


「分かりました」


──数分後


「染谷様。お待たせ致したしました。こちら、会員証になります。こちらは、染谷様の身分証明書としてお使いいただけます。

 また、冒険者登録ということですので冒険者についての説明をさせて頂きたいのですが、少々お時間よろしいですか? 」


「いい?」


「いいわよ」


「じゃあお願いします! 」


「冒険者とは、その名の通り、冒険や戦いの報酬によって生計を立てられる職業のことを言います。また、このギルドで報酬をお渡しするのは、次の三つの場合です。

 1つ目は、素材の回収です。薬品や、武器、防具などの素材になりうる薬草やドロップ品を買い取らせて頂いています。

 2つ目は、モンスターの討伐です。これは危険モンスターを討伐、そして認証箇所の削ぎ取りが報酬の条件となっています。

 今お話した2つ手段の場合、左側に見える、掲示板に張り出されている紙を、ご参考にしてください」


 僕達からして左側に大きな掲示板が吊られており、そこにはびっちりと紙が貼られていた。


「そして3つ目ですが、こちらは特別な報酬となっております。大変なモンスターが現れた時、緊急招集という形で、冒険者様一同を任意で集まっていただきます。参加者様には、一定額の報酬を。さらに活躍に応じてその都度加算されますので腕に自信がございましたら、奮って参加ください」


 緊急招集か……。一応覚えておこう。


「次に、冒険者ランクについて説明させて頂きます。ランクは上からS、A、B、C、D、E、Fとなっています。しかし、1つでもクエストを成功して頂くと自動的にFからEにランクアップします。

 基本的に誰でも長くやっていれば、Cランク程までは到達されると思います。Cまで行くと、強さ的には熟練と言えるでしょう。その先のB~Sは何かしらの才能などがないと厳しいと思います。

 ちなみに、そちらのソフィー様はただいまBランクとなっておられます」


「へへっ」


 ソフィーは照れくさそうに笑ってみせた。可愛い。


「中でもSランクの方は、世界に数える程しか居らず、天賦の才を持つ方でしかなれないとされているので、とりあえずはDランクを目指して頑張ってください。以上で紹介を終わらせていただきます。なにかご質問はございませんか? 」


 僕とソフィーは首を横に振った。


「では、こちらが会員証となります。どうぞお納めください。なお、ステータスをご覧になりたい場合は、会員証を手に持ち『ステータス』と唱えて頂きますと、浮かび上がって参ります」


「分かりました!どうぞご親切にありがとうございます! 」


「さっ!早くステータス見てみましょ! 」


「わ、分かったよ!ステータス」


 僕がそう唱えると、会員証からステータスが浮かび上がってきた。その横でソフィーがガタガタ震えている。だから無闇矢鱈に見せたくなかったんだ……。

ここまで読んで下さりありがとうございます!

今回は前書きでも触れた通り、少し説明が長くなってしまいました!退屈だったら申し訳ない……。

次はもうちょっと進展出来るように頑張ります!

次回もよろしくお願いします!

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