─46─互いの実力
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
バリバリバリ!!
僕が放った炎魔法と、サルドロが放った闇属性魔法が空中で、火花にも似た閃光を生み出していた。
轟く爆音は、周囲に住まう動物を震え上がらせ、生み出す衝撃波は、空の雲さえ晴らしてしまう程だ。
魔法同士は一進一退を繰り返し、数秒の間硬直状態にあった。
そして互いの魔法は、地震にも似た衝撃と、鼓膜を奪い去るような轟音と共に大爆発を巻き起こした。
「フッフッフッ。アッハッハッハッハッ!!お前、名前をなんという? 」
サルドロが不敵な笑みを浮かべながら聞いてきた。
「染谷、俊樹だ」
「そうか。染谷俊樹か。その名前、覚えたぞ?いかに何百年ぶりか。私と肩を並べる程の魔力を持つものと新たに出会うのは……。しかもそれが人間とは」
「それがどうした。続きをやるぞ」
「いや。辞めておこう。ここで摘むには青すぎる」
「ふざけるなっ! 」
「いいのか?それを治療しなくても」
「なんだと? 」
「そこの人間、まだ息があるようだぞ?激昂にくれる暇があったらその苦しそうなやつを助けてやったらどうだ?まぁ助かるかどうかは知らぬがな」
「くっ……」
「これはヴァルラス様に良い手土産となるなぁ。少なくともそこの落ちこぼれ魔族よりかは」
「おい。サルドロとか言ったな」
「なんだ? 」
「お前の大将のヴァルラスとか言う奴に伝えておけ。『染谷俊樹がお前を殺す男の名』だとな」
「ほほぅ?まぁ頭に置いておいてやろう。ではさらばだ。次にお前に会う時は、お前が死ぬ時だな」
サルドロは空中に浮かび上がり、突如現れた黒い穴へと姿を消した。
ドサッ。
なんという疲労感だ。サルドロの放つ異様な威圧感と、守る人を背にした時の緊張感。そして魔法を使ったことによる体力の消耗。
ついさっきまで何の異常もなかった僕の体は、今では悲鳴をあげている。
しかしそうも言っていられない。
サルドロが言っていたことが真実だとすれば……。
「アルさん!アルさん! 」
「ん、うぅ……痛てぇ……」
よかった。まだ息がある。
「アルさん!すぐ助けますからね! 」
僕はアルさんを担ぎあげると馬車へと戻った。
「グー……」
「スピー……」
コノエちゃんとカナエちゃんは、ぐっすりと眠っているようだ。
しかし、あの黒い雲は一体なんだったのだろうか。この子達にあんなことを言わせるだなんて……。
僕は馬の轡を握り、勢いよく駆け出した。
一刻も早くシャルさんの元へ行き、何とかアルさんを助けてもらうために……。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
年末年始はお休みいただきましたが、それ以外は今のところ毎日の投稿を続けています今日この頃ですが、ここの後書きが私の中で日記感覚になりつつあります笑
この場を借りて、私がどんな人物なのかを垣間見せることが出来ればなぁと思ってますので、なにか質問ありましたらTwitterとかで聞いてくださいね!(ネタ切れとか、そんなんじゃないんからねっ!)
次回もどうぞよろしくお願いします!
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