─43─最後の昼餐
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「ランラランララーン♩♪ 」
「フンフフンフフーン♩♪ 」
馬車がレクダムを出発して、3日目になった。
道中、特にこれと言った事件やトラブルもなく順調に進んでいた。
徐々に周りの気温は下がり始め、外を見れば雪が積もっている。
しかし、そんな中コノエちゃんとカナエちゃんはまるでへっちゃらな顔をしている。
本当に暑さや寒さの弊害を受けないようだ。
「いやーそれにしてもみんなとは今日でお別れだなー」
そう、今日アレスに着くということはアルさんとの別れという事だ。
「長いようで短い1週間でしたね」
「だな!でも結構楽しかったぜ! 」
アルさんには、本当にお世話になった。
初めにしてくれた真面目な話。しかし実は結構抜けていて、僕を笑顔にしてくれた。
で、でもお世話になったけどお世話もしたな……。
「夕方頃でしたよね?向こうに着くのは」
「あぁ、だからまぁあと5時間くらいで着くんじゃないか? 」
空見上げると、太陽が真上まで登っていた。
アルさんと離れてしまうのはすごく、すごく寂しい。ただし旅には別れがつきものだ。割り切るしかない。
「あっ!アルさん!そろそろご飯にしません? 」
「おぅ!いいぞー!確かにそう言えばお腹すいたな」
『やったー! 』
「なら、腕によりをかけて作りますから、期待してて下さいね! 」
「おうよ!でもこれで俊樹の飯が食えなくなるのは少し寂しいな」
「何言ってるんですか。この修行が終わったらまた帰りにいくらでもご飯出しますよ」
「おっ!言質取ったぜ?」
「じゃあ食事の準備してきます」
『頑張ってねー! 』
今日は……。よしっ!あれにしよう。
最後ということもあり、少し豪華なものを作ろうと決意した僕は、レクダムで買っておいた海苔や、酢を取り出した。
「さっできましたよー! 」
「おっ!待ってましたー……って!なんでこんな中途半端なんだ? 」
テーブルに並ぶのは、色鮮やかな海鮮物と野菜、酢飯に海苔だった。
「これは[手巻き寿司]と言って仕上げは自分でする料理なんです!こうして海苔に酢飯を乗せて、その上に具材を乗せて巻く!するとほら、手巻き寿司の完成! 」
僕は3人に向かって、手巻き寿司の作り方をレクチャーした。
最初はぎこちなかったみんなも、徐々に慣れてきて、最終的には綺麗に巻けるようになっていた。
「にしてもこの[手巻き寿司]とかいう料理、うまかったなぁ! 」
「レクダムでお米が手に入った時から1度やってみたかったんですよ!最後に出来て良かったです! 」
「じゃあ、そろそろ出発するか!アレスに向けて! 」
「『おー! 』」
こうして、馬車は再び出発した。
アレスまでに、過去最大の敵が待ち受けているともいざ知らず……。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
読者の皆さん!お久しぶりです!本久です!
年末年始、どうでした?ゆっくり出来ましたか?私は食っちゃ寝してました笑
うちの地方では去年の年末から今年の年始にかけてほとんど雪は降らず、雪遊び気分で帰った田舎にも雪はなく、冬休み?と疑問に持つような感じでした!あぁ、スキー行きたいなっ!
これから、一応まだ毎日投稿というスタンスで行きますが、受験云々でたまに投稿できない日があるかもです!ご了承ください!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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