─41─再出発
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
買い物をした後、僕達は夕食を外で済まし教会へ戻ると、疲れからかすぐに寝てしまった。
『おはよう! 』
この天井は、教会か。体の上で2つの物体が飛び跳ねている。この重さは……。
「コノエちゃんに、カナエちゃんか。おはよう~」
「今日はいよいよ出発の日だよ! 」
「寝ぼけてないで、準備しよー! 」
2人がウキウキで僕の袖を引っ張る。
そうか、いよいよ今日にこの街を出るのか。ということは、この2人がチェダーさんと別れることでもあるのか。
この2人には、極力寂しさを感じさせないようにしないといけないな。
「よっしゃ!朝ごはん食べて、馬車で旅に出ようか! 」
『うんっ! 』
この後、2人にアルさんを叩き起して来るように頼むと、僕は朝ごはんの調理に取り掛かった。
にしても、この世界に来てから自炊することが増えた。まぁ健康的でいいのだろうが……よく母はこんな労働を毎日できていたな。
昨日、買い物の時買っておいた食パン、葉野菜、肉、卵を取り出す。
卵は、かき混ぜてお酢、塩コショウ、油を加えて伝家の宝刀、マヨネーズを作る。
食パン、葉野菜、肉を同じ大きさに揃えて切り、パンに挟んで間に作ったマヨネーズを入れる。
すると完成、サンドウィッチ!きっと美味しぞー!
「みんなー朝ごはん出来たよー」
「『はーい! 』」
そう返事が返ってくると、ドタバタという音とともにみんなが大急ぎでダイニングに戻ってきた。
「何してたんですか?アルさん」
「馬の様子見てたんだ。2人が見たいって言うもんだからな」
「どうだった? 」
「おっきかったよー! 」
「でもちょっと臭かったー! 」
「アッハッハ!確かにくせぇな! 」
「もう!ご飯の前なんだからあんまり臭い臭い言わないでくださいよー!さっ、食べますよ」
「「『女神アテナのめぐみに感謝して』」」
「うんめぇ!何だこの白色のソースは!? 」
「マヨネーズって言うんです。これも僕達の世界の食べ物です。万能調味料なんですよー!美味しいでしょ」
「まよねーず? 」
「おいしー! 」
「この酸味に、微妙な甘さがマッチして食欲そそるな」
アルさん……食レポうめぇな。
と、マヨネーズの話で盛り上がった食事は終わり、旅の出発に向け準備して、馬車へと向かった。
「あっ!チェダーさん」
馬車のところへ行くと、チェダーさんが立っていた。
「もうケガは大丈夫ですか? 」
「まだちょっと痛むけど、なんとか大丈夫よ。それよりもこうして2人の見送りをこの目でできて良かったわ」
『チェダーさん! 』
「さぁコノエ、カナエ。お2人に迷惑かけちゃダメよ。そして何より、旅を楽しんでいってらっしゃい! 」
「うんっ! 」
「じゃあ行ってくるね! 」
「よしっ!いってらっしゃい!お2人もどうかお気を付けて、この子達をよろしくおねがいします」
「「はいっ! 」」
こうして僕達4人は王都レクダムを後にした。
チェダーさんの見送りを受けながら……。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
本当にちょっとずつ、時間が出来てます!あぁ、早く思いっきり筆を取りたい!!取りたい!!残念ながら今のこと長さが私の限界です!どうかお許しを!!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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