─04─アルカディウス
どうも!本久禅です!この作品を手にとって下さりありがとうございます!もし初めてこの話を読む方は、1話から見た方が面白くなってると思います!!
そして、1話から見てくださってる方、本当にありがとうございます!
少し長いですね(笑)
では本編どうぞ!!
「──で、トシキはなんでこの世界に来ちゃったの? 」
「家から出て、チャリに乗って、トラックにひかれたと思ったら女神様のとこにいた? 」
「へ、へぇ~そうなんだ……」
分かってないな、ソフィー。
「なんて言うんだろう、こっちの世界で言う……」
馬車ぐらいあるよな?あとチャリはどうしよう?
「機械でてきたおっきい馬車がトラックで、チャリが、う~ん……自分で乗る乗馬的な? 」
「ププッ!なんで疑問形なのよ! 」
「表現の仕方が難しいんだよ!! 」
あれ?なんか、いい感じの雰囲気じゃね?ソフィーってよく見ると、めちゃめちゃ可愛い!?
ダメだ……。意識すればするほどどんどんと可愛く見えてくる。
「どうしたのよ!急に黙りこくっちゃって? 」
ソフィーとのこの時間……。ある意味危険だな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ついたー!! 」
目の前にそびえ立つのは、まるで進〇の〇人のウォール〇〇〇だ!
「ここが、私の住む街でもあり、冒険者が集う街、【アルカディウス】よ!」
冒険者が集う街かぁ……。確かに、検問所らし門は、屈強な男や、歴戦を戦い抜いたように見える迫力ある人達だらけだった。
ん?検問所?僕ヤバくね?正体不明のやつを普通中には入れないだろう……。
僕が心配で背筋に冷や汗を流しているともいざ知らず、ソフィーはずかずかと検問所へ近づいていく。
屈強な男兵士がこちらへ向かってきた
「お帰りなさいませ、ソフィー様。そちらのお連れ様は? 」
「途中で知り合ったの。心配いらないわ」
「かしこまりました。ではお通り下さい」
……な、なんだったんだ、あのレベルの高い会話は。
「も、もしかしてソフィーってすごい人? 」
「いいえ。私はちっともすごくないわ!すごいのはお父様よ。この街の冒険者ギルドのギルド長をしてるの」
えっと……冒険者の街の、冒険者ギルドの、一番偉い人。うん!すごいや!
「よ、良かったの?もしかしたら、僕が魔族の手下で……」
「アッハッハッハッハッ!トシキみたいなやつがそんな強いわけないじゃない! 」
ムッ。失礼な!これでも多分つよいんだぞ!多分……。
「とりあえず、冒険者ギルドに行きましょうか!身分証明書がないと色々と不便でしょ? 」
「そ、そうだね」
冒険者ギルドは、門から直進でだいたい200m程と、そこそこ近いところに位置していた。
道中には、宿屋や酒場、武器屋に防具屋など、所狭しと店が並び、あちらこちらに、戦う装備をほどこした老若男女が見えた。
ここでやっと、ほんとに異世界なんだなぁと実感出来た。
「さっ!ここよ! 」
ソフィーが指さした場所は、周りの建物と較べ、特別広く、特別立派なレンガ造りの建物だった。
「想像以上だなぁ……」
「早く入るわよー? 」
ソフィーは僕が建物に見入っている間に、ヅカヅカとギルドの中に入っていった。
僕はそれを、足早に追った。
中に入ると、正面に受け付けらしきものがあり、左には掲示板。右には薬剤師らしき人が瓶の薬を打っていた。
両端からは階段が伸び、2回につながっている。例えるなら……そうだな。ポ〇モ〇セ〇ター。
ソフィーについて受け付けに並ぶと、直ぐに案内された。
「ソフィー様。お帰りなさいませ。そちらのお連れ様は? 」
「途中で知り合ったの。彼に会員証を発行して差し上げて」
「かしこまりました。ではこちらへ必要事項を記入してください」
受付のお姉さんから紙をもらい、必要事項とやらを確認する。
1:職業(希望でも可)【 】
2:性別【 】
3:年齢【 】
4:氏名 【 】
5:フリガナ【 】
以上
えらく、簡単な必要事項だなぁ。こんなので身分証明証が貰えるんだろうか……。
とりあえず、必要事項を記入し、再び受付のお姉さんの所へ戻り紙を渡した。
「へぇ~!フリガナを活用してる人初めて見た!染谷俊樹ってそういうふうに書くんだー! 」
ソフィーはさも珍しそうに横から僕の紙を覗き見た。個人情報、プライバシーもあったもんじゃない。まぁ別にいいけどさ。
「お預かり致します。10分ほどお時間頂きますがよろしいですか? 」
「えぇ、まぁ僕は……」
「私も構わないわよ? 」
「では、準備が完了しましたら、再びお呼びしますので、この建物内でお待ちください」
「は、はい。分かりました」
準備?これで終わりじゃないのか?
──10分後
「染谷様ー。染谷様ー。準備が完了しました。奥の、検査室までお越しください」
館内放送がかかった。スピーカーもないのに。魔法の力か?ん?ちょっと待て、今検査室って言わなかったか?
「おーい!トシキ!呼ばれたわよ!地下の1番奥の部屋が検査室だから間違えないでね! 」
「お、おぅ。行ってくる」
地下への階段を下り、長い廊下を進むと、突き当たりに重々しい扉がそびえ立っていた。
──ゴクッ
喉を鳴らし、少し緊張しながら僕はその扉を開けた。
ここまで読んで下さりありがとうございます!これも前回と同じく、書きだめでやっております!この、予約出来る制度いいですね!!
話は変わりますが、たまに見返して、誤字脱字を検査しながら編集をしてるのでバラバラになってしまってます!!ごめんなさい!!
またまた話は変わりますが、つい先日、初の感想を頂きました!すごく力になります!ありがとうございます!!これからも応援お願いします!!
次回もどうぞよろしくお願いします!