─29─キルダーニ
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「昨日はすまんかったな! 」
「いえいえ!それよりも、キルダーニさんってどういう人なんですか?昨日顔合わせは済ませてきたんですけど……」
「そうか!助かった!キルダーニはな、この街では有名な商人の家の次男。長男は家業を継ぐとか言ってたが、次男より下は、冒険者やらなんやらで生計を立てていく算段みたいだぞ? 」
「へぇ~。なるほど。じゃあキルダーニさんは冒険者を? 」
「俺の記憶が正しければな。剣の腕前はそこそこだが、魔法はてんでダメ。Dからいつまでも抜け出せずにいるって聞いたぜ? 」
冒険者だったのか。きっと僕、Eランクが、良くてDランクとでも思われてるんだろうなぁ。
「昨日会ったんだから多少気づいてるとは思うが、あいつはめちゃくちゃプライドが高い。あんまり刺激すると、めんどくさい事になるからご機嫌取り、頼んだぜ? 」
「な、なんで僕が!? 」
「いやだって俺運転あるし……。とにかく、頼んだ! 」
こういう時にだけ、運転を持ち出してくる。昨日もその前もめちゃくちゃ喋ってたじゃないか。
「分かりました。でも助け舟だしたらすぐお願いしますよ?僕、あの手の人多分苦手です」
「安心しろ。俺もだ」
そうこう話している間に、昨日預けた馬車置き場へとやってきた。
そして、その足そのままキルダーニの家へとやってきた。
「すみませーん!御者のアルです!お迎えに上がりましたー! 」
アルさんは、ノッカーをガタガタしながらドアに向かって大きめの声で言った。
「はーい。今出ます! 」
聞こえてきたのはキルダーニよりももっと低く、渋い声だった。
「やぁ、アルくん」
中から出てきたのは、50半ば頃のおじさんだった。しかし溢れる気品と、高級感の漂う服装のせいか、見た目よりも少し老けて見えた。
「こんにちは!ルマダーニさん!ご無沙汰しています」
アルさんが、低姿勢になった。こ、こんなことあるんだ。
「いやいや、こちらこそだよアルくん。今回はキルダーニの乗車を受け入れてくれてありがとうね。任せたよ」
「はい!もちろん!責任をもってお送りします! 」
ほ、ほんとに低姿勢。夢でも見てるのか?アルさんが、そんな、まさか。
「じゃ、父さん。行ってくるよ」
そう言いながらようやく姿を現したのが、昨日に顔合わせたキルダーニだ。
「あぁ。行っておいで。きっと無事にね」
「分かってる。じゃ」
そう言うと、後ろの荷台に荷物を置き馬車の中へと入ってきた。
そして、キルダーニが僕達の乗る馬車に入ってきたタイミングで馬車は出発した。
「昨日ぶりです。改めて、渋谷俊樹と言います。よろしくお願いします! 」
「俺は、キルダーニ。一応冒険者やってる。同い年なんだ。敬語じゃなくてもいいぞ」
「そう?良かったー。結構これ息苦しかったんだよね!じゃあ短い間だけどよろしく! 」
「あぁ、こちらこそよろしく。俊樹は何で食って言ってるんだ? 」
「冒険者。だけど今は依頼中で生活費は出してもらってる」
「依頼!?じゃあ俊樹って実は強いのか? 」
「俊樹はつえぇぞ?魔法の威力はピカイチ中のピカイチだ」
何故かアルさんは得意げに答えた。なんだろう。その自身に満ち溢れた顔は?
「一応参考までに聞くけど、冒険者ランクってどれ位なんだ? 」
「今?Cだよ」
「Cか……。まぁこれからもよろしく」
僕のランクを聞いたキルダーニは、明らかに肩を落としていた。おかげで少し変な空気だ。
しまった!プライドの高いらしいキルダーニには禁句だったか?
「おいっ!俊樹!キルダーニ!緊急事態だ!敵襲くるぞ!戦闘準備だ! 」
それは突然の忠告だった。声の主はアルさんだ。
「は、はい! 」
一瞬戸惑ったが、緊急事態だ。どうこう言ってられない。
僕は、手軽な装備に着替え、アイテムボックスから杖を取り出し敵団を捉えた。
何秒か遅れてキルダーニも外へとでてきた。
見える敵団は恐らくゴブリンだろう。数は約30程か。うーん……焼き殺すか。
「この敵団、僕が片付けていいですか?2人はあまりの敵をやっちゃってください。魔法の方が広範囲なんで一気に倒しちゃいます」
「異論はない。さぁ行け! 」
そして僕は、強めの炎属性の魔法を杖先に蓄え、一気に放った。
そして敵団は──
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本日、(12/14)は南極の日だそうです。どうやら、1911年のこの日、ノルウェーの探検家が、南極を発見したそうです!北極と南極では南極の方が寒いらしいですね!いくら、暑いよりも寒い方が得意な私でも南極は無理ですね。かという、日本は、今は冬。南極のように寒い今、温もりを求めてるんではないでしょうか?そんな時はこの小説!作チーを!
というわけで、心も体もぽっかぽか!温まる本作を次回もよろしくお願いします!
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