─27─メカトリール
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「いやー!なかなか大量になったな!にしても、そのアイテムボックスとかいうスキル、すげー便利だな! 」
狩りでゲットした、大量のドロップ品はみんなまとめて1度アイテムボックスで預からせてもらった。
そっちの方が両方楽だろう。
「それってなんでも仕舞えるのか? 」
「いや、なんか生き物とかは入れれないらしいです」
「まぁ、確かになぁ。生き物まで入れられたら便利にも程があるからなぁ。それだけで攻撃になる」
「そ、そうですよねぇ……」
た、確かに何も無い空間に置かれ続けるのも中々の拷問だ。十分攻撃になりうる。
そうこうしているうちに馬車へ着き、装備を脱いでいざ昼食!
昼食には心当たりがあった。
「今日の昼ごはんなんですけど、串焼きとかどうです? 」
「串焼き!?ここでそんなこと出来るのか?だけどなぁ……そんなにここに留まる訳にも行かねぇし……」
「あっ、時間は大丈夫です!というのも……」
そう言うと、僕はアイテムボックスから街で買っておいた串焼きを取り出した。
入れたまんまでアッツアツだ!
「入れておいた、串焼きです」
「おぉ!そんな使い方もあるのか!しかも保温まで!?アイテムボックス、恐るべし」
そうして僕達は、出来立てホヤホヤの串焼きを楽しみ、再びアレスへ向かって馬車を出発させた。
そして僕は、いつの間にか眠ってしまっていた。
「──っ!俊─……──おいっ!俊樹」
「ん?アル、さん? 」
「何寝ぼけてんだよ。さっ起きろ!言ったろ?2日目に同乗者が増えるって! 」
「あぁ、そう言えば」
そう言えば昨日、聞いた気がする。気がする。
「ここがそのお客さんを拾う街だ!アルカディウス以外の街は初めてだっけか? 」
「は、はい」
眠い目を擦り、言われた先を見ると、アルカディウス程では無いまでも立派な街がそこにはあった。
「いい街だろう? 」
「はい……」
「ここは『メカトリール』って街でな、いろんな商人が住んでいて、飯屋、酒屋はもちろん、新鮮な野菜や肉や魚まで、大抵のもんが揃っちまう街だな。
ここに女と来る時は気ぃつけろよ。あいつら、汗水垂らしてせっかく得た金を、まるで湯水のように使いやがる」
なにか思いあたりでもあるのだろうか。少し悲しげな顔で僕に忠告してきた。
「き、気を付けます」
「よし。分かったならいい。そんなことよりも夕飯食べるぞ」
「ここでご飯食べるんですか? 」
「今日はこの街で泊まるんだ。客とは顔合わせだけ。その方が、相手の顔が分かって色々安心だろ? 」
「僕とそれしました? 」
「ドールさんとはした。俊樹は……忘れてた」
「うぉーい! 」
「まぁまぁ、いいじゃねぇか!実際こうしてなんの問題もなかったんだから! 」
「その顔、過去にそれで問題起こしたりとかしてます、よね? 」
「ギクゥ! 」
全くこの人は……。どこまで行ってもおっちょこちょいだな。
「そ、そんなことよりもめ、飯、飯だ!飯行こうぜ! 」
そう言うと、アルさんは強引に僕の体を引っ張り屋台へとほりこんだ。
「おじさん!焼き魚定食1つ!それと酒!俊樹、お前は? 」
「じゃ、じゃあ焼き魚定食もう1つ」
「あいよ」
運ばれてきたのは、白身の焼き魚と、スープ、野菜、パンだった。
この中に、お米がない違和感!?お米の存在、凄まじい。そして悲しい。大和村とかいうところで絶対見つけてやる!
「俊樹、見るからに酒OKな年齢だけどなんで酒飲まないんだ? 」
「えっ?まだ僕17ですよ?飲んだらダメじゃないですか! 」
僕ってそんなに老けてたっけ?だとしたらめちゃくちゃ悲しい。
「なら飲めるじゃねぇか」
「えっ? 」
「いや、こっちじゃ15から酒はOKなんだよ。だから俊樹なら酒は全然OK! 」
「は、はぇ……」
「どうだ?飲んでみるか? 」
「いやこの後、明日から同乗するお客さんと顔合わせがあるんですから、初めての酒で潰れましたなんて言えないですよ。それと、飲みすぎないで下さいね! 」
「分かってらい!ちっ連れねぇなぁ」
「また今度付き合いますから」
「おっ?言ったな?言質取ったぜ?言ってませんは通じねぇからな! 」
そう言うと、アルさんは注文した酒をグビグビと飲み始めた。ほんとに大丈夫かなぁ……。
──数時間後
「おれはぁ……もぅ……飲めましぇーん! 」
アルさんは完璧に出来上がっていた。しかも1杯で。じゃあなんで酒頼んだ!
「ほら言わんこっちゃない。このままで顔合わせは……厳しいですね。僕だけでも行ってきますよ?いいですね? 」
「んぉ?何が?何か知らないけど全然おっけ~! 」
ダメだこりゃ。
僕は、アルさんのポケットに入っていた、お客さんの家が書かれた紙を取り出し、そこへと向かった。
ちなみに、万一酒で潰れてアルさんが動けなくなった場合の救済処置だった。まさか本当にすることになるとは……。
アルさんを屋台に残し、およそ10分ほどでお目当ての家へと着いた。
そこはまぁ立派なお家!僕は思わず唾を飲み込んだ。
そして僕は、高価そうな扉の所謂ノッカーを2回、コンコンと鳴らした。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本日(12/12)はバッテリーの日だそうです。これには2つの意味が掛けられていて、1つは電池的なバッテリー、もう1つは野球のピッチャー、キャッチャーのバッテリーです。なんでこの日かと言うと、ピッチャーの背番号1で、キャッチャーの背番号2という感じだそうです!バッテリー……。そんなお友達欲しい。どうやったら作れるんだろう……。そうだ!この「作チー」をネタに友達作ろう!
という事で、友達ができる小説の次回もよろしくお願いします!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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