─26─樹林
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「ここが樹林の始まりだ。モンスターがお構い無しに湧いてくるから気ぃつけろよ」
「はい」
今から入る樹林を今一度見据えてみる。
そびえ立つ木々は、想像もつかないほどの樹齢を物語り、青々とした草木は、膨大な時間を過ごし尚、生命力に満ち溢れた様を表している。
現実世界にこれほどの樹林があっただろうか。
僕はアイテムボックスから杖を取り出し、森の放つなんとも言えない迫力に若干気圧されながら、森の中へと歩を進めた。
「おいっ!俊樹!早速来たぞ!オークの群れのお出ましだ」
アルさんの声の方向へと目を向けると、パッと見て10?12?程のオークの群れが姿を現した。
「全部で、15か……。ちょっと多いが大丈夫か?俊樹」
「えっ?あっ、はい! 」
一瞬で敵の数を見切った?これが経験の差か。いやそれとも、他に何かしらの理由が?
いやいや、そんなこと考えてる場合じゃない!とりあえず今は目の前の敵を倒さなくては。
「こっち側の8体は任せてください!アルさんは向こうの7体を! 」
「言うねぇ~!分かった!死ぬなよ!これで死んだら恥もいいとこだぞ! 」
まぁ物理効かないから死ぬことはまぁないんだが……。
しかしここは巨木の群生地。火や雷は少しまずいか?じゃあここは!
僕は杖の先に水のイメージをため込め、切れるカッターのようなものをイメージしして1体のオークに放った。
狙い通り、水のカッターはオークの首を跳ね飛ばし、血の雨を降らせた。
よしっ!行ける!
その要領で、次々にオークの首を跳ね飛ばし、あっという間に8体のオークを倒し終えた。
「いやー!さすが期待のホープだな! 」
僕が終わって一息ついていると、とっくの前に終わっていたらしいアルさんが話しかけてきた。
あのデッカイバトルアックスを振り回しといて、僕より早い!?さすが冒険者歴長いだけあって違うなぁ……。
「いやいや!それよりもアルさんの速さに驚きましたよ! 」
「こんなの慣れりゃなんてことねぇよ!さっ!次だ次!行くぞー? 」
「はい! 」
その後も僕達は、森の中でモンスターを狩りまくった。小一時間くらいだと思うが、2人で倒したモンスターは200体に迫る勢いだった。
しかし、僕は何か違和感を感じていた。いや、違和感と言うよりも……。
「アルさん?なんかどっかから視線感じません? 」
「視線?そんなの俺は感じないけどな。一応センサー使ってみるか」
そう言うと、アルさんは目をつぶり何かに集中し出した。
「うん。この辺りにモンスターらしきやつは見あたらんぞ? 」
「そう、ですか……。いやそれよりも!なんでそんなこと分かったんですか? 」
「あぁ、それは俺の闇魔法だよ。敵感知って言って、自分の周りに、誰にも気づかれない魔法の球体を広げるんだ。俺の場合、魔法が得意じゃないから20m程しか範囲は出せないが、ないよりはマシだろ? 」
闇魔法か……。そう言えば使ったこと無かったな。そういう使い方があるのか。また今度使ってみるか。
「どうしたんだ?難しい顔して? 」
「いや、なんでもないです!そんなことより、身体もほぐれたことだし、そろそろ馬車に戻りません? 」
「それもそうだなぁ。馬車に着いたら軽く昼飯食ってまた出発するか! 」
「そうですね!じゃあ行きましょう! 」
そうして、大量のドロップ品を引っさげて僕達は馬車へと戻っていった。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本日(12/11)は胃にいい日ということで胃腸の日だそうです。僕はすごく胃腸が弱いので定期テストや、少しでも寒暖差が激しいと直ぐに腹を下してしまい、もう大変です!なんかいい方法ないかなぁ……。そうだ!この小説を治る(大嘘)
そんな、胃にいい小説を次回もよろしくお願いします。
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