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─02─異世界

 2話目です!!もし1話目をお読みでなければ1話目からお読みすることをオススメします!

 そして1話目からご愛読の皆さん!本当にありがとうございます!!


 どうか拙い作品ですが、楽しんでいただけると幸いです!

「ど、どこだ?ここ……」


 目が覚めると、そこは真っ白な空間だった。そして広さは計り知れない。

 目の前にトラックが現れた所までは覚えている。しかし、そのあとの記憶が無い。考えられるのは……


「そなた、なかなか察しがいいようだな」


 後ろから、美しい女性の声が聞こえる。


 振り向くとそこには、真っ白の衣装を身にまとい、金色に輝くサラサラとした髪をなびかせた、目鼻立ちがしっかりしているお手本のように美しい女神がいた。


「そうだ。そなたが思うように我は、女神アテナだ」


 うんうん!そうだよな……。そうだよな!?なんでこの人(?)僕の頭の中に返事してるんだ!?


「心が読めるからだ」


 そうですよね……。女神様ですもんね……。



「そんなことよりも、さっきそなたが察したように、そなたはもう死んでおる」


「そう……ですよね」


 僕が感じていたのは、「死」の可能性だ。この展開、まるで僕がこれまで書いてきていたジャンルである、「異世界転生物」そのままじゃないか!?

 ま、まぁ、いいし!僕に心残りなんてないし!


「そなたの心配している、パソコンのデータだが、勝手に消えるようにこちらで手配しておいた。安心したまえ」


「マジっすか!?ありがとう!本っ当にありがとう! 」


 仕方ないじゃないか!年頃の男の子だよ?性欲だって性欲だって性欲だって!あるに決まっているだろう!


 でも、なんでこんなに親切に?皆にするにはちょっと手間をかけすぎじゃ……


「そう。そなたが思っているように、普通の人間であれば、ここまで面倒は見ない。それどころか、我が人間の前に姿を現す事自体特例だ」


「じゃ、じゃあなんで? 」


「そなたも薄々勘づいているのではないか? 」


 いやまさか……だってそんなこと!


「そなたには、ある世界を救う勇者になってもらいたい」


 キターー!異世界転生&勇者ー!


「そ、その、質問なんですけど、僕が救う予定の世界って魔法とか剣とかあります? 」


「あぁ。あるとも。そして、忌まわしき魔王の存在も……」


 女神様に迫力が増した。女神様の本気の怒りに僕はあっさり気圧された。


「少し長くなるが聞いてくれるか? 」


「は、はい」



「その世界には、昔から魔族は住んでいた。しかし、魔族が闇の世界。その他の種族が光の世界というふうに、光と闇の境界線を互いに侵さぬよう、互いに気を使いながら暮らしてきた。

 しかし、つい数年前、先代の魔王が亡くなり、新たに魔王を継いだ『ヴァルラス』が、世界の均衡を破ってしまった。

 ヴァルラス率いる、新魔王軍は、過激思想により、光の世界を侵そうと、あわよくば世界全てを闇に葬ろうと企てている。

 しかし、私が直接世界に接触することは出来ない。そういうルールがあるからだ。

 だから、そなたには我に代わって魔王を打ち倒し、この世界に安寧をもたらして欲しい! 」


 女神様は、熱を帯びた口調でそう言った。その眼差しは真剣で、いい意味で迫力に充ちていた。


 その気持ちに答えたい!答えたいのだが……。


「そ、その……僕なんかに出来るんでしょうか?これまで何も、何一つやってこなかった僕に、なんの取り柄もない僕に、そんな大役……正直、自信はないです」


「そう言うと思って、我の出来うるいわゆる、『チート』というものをそなたに授けようと思う」


 ん?チート?今チートって言った?


「そうだ。『チート』だ。そなたが向こうの世界で簡単に死なぬよう、そして最凶にして最強と名高い魔王と渡り合えるよう、特別な能力を与えようと思う」


「あ、ありがとうございます。とは言っても、まだまだ自信はありませんが、全力は尽くします」


「よく言ってくれた!では早速これから与える能力の説明を──」





「──っと言った感じだな。まぁもし分からないことがあっても向こうの世界の住人に聞くがいい。きっと親切に教えてくれる」


「分かりました。とりあえずやれるだけやって見ます」


「うん!いい返事だ!そなたに祝福を……」


 そう言うと、僕の体は光に包まれた。そして意識がだんだん遠のいていく。まるで、現実の僕と、ゆっくり別れるように……。

 ここまで読んでいただきありがとうございます!

 今日は正直投稿する予定ではなかったのですが、1日目に、余った執筆欲が収まらずに筆をとってしまいましたw

 また、できる限り早い目に投稿したいなぁと思っています!

 次回もお楽しみに!!

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