表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/90

─17─初めてのダンジョン

 こんにちは!本久禅です!

 この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!

 そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!


 では、本編どうぞ!

「女神アテナのめぐみに感謝して、いただきます! 」


 生活習慣が少し慣れてきたのか、昨日のように起こされることなく、気持ちよく起きることが出来た。

 そして今日の朝食は、カルボナーラ(っぽいスパゲティ)!それに、レーズンパンにサラダ!

 くぅぅう!どれも美味い!朝からやる気を引き出してくれる。


「ご馳走様でした! 」


 美味しい食事を食べ終え、昨日の約束を思い出し、宿屋の外へ出る。

 こっちの世界の朝は、空気が澄んでいて気持ちいい。現実世界の薄汚れた空気とは正反対だ。


「お待たせー!待った? 」


 まるでデートの待ち合わせかよ!とツッコミを入れたくなるような声を上げて、小走りで近寄ってきたのは、いつも通りのソフィーだ。


「おはよう!どうしたの?その荷物? 」


 ソフィーは、背中に小さめのリュックを背負っている。そこまで重そうには見えない。


「あぁ、これ?昨日はお昼ご飯食べそびれちゃったから、今日は作ってきたの! 」


「本当にっ!?それは楽しみだな! 」


「ちょっと!変な期待しないでよ! 」


 ソフィーは、若干頬を膨らませながら言った。うん!かわいい!


「じゃあそろそろ行こうか!今日はダンジョンだったっけ? 」


「うん!そうそう!道は私が案内するから!それじゃ行こっか! 」


 そう言って、僕達は歩きだした。


***


 ダンジョンにつき、僕が1番初めに感じたのは、「想像通り!!」だった。

 入口は少し湿っていて、薄暗い。奥を見ると松明らしきものが刺さっていて、それらがこのダンジョン内に光をもたらしている。

 男の子からすれば、「ザ・冒険」って感じで凄い素敵だ!


「さっ!早速行こう! 」


 僕は若干興奮気味にそう言った。


「分かった分かった。だからそんなにワクワクしないで!それとちゃんと武器持ってね」


 あっ、忘れてた。

 僕はアイテムボックスから、昨日頂いた杖を取り出して右手に持った。


「じゃあ行くよ!わかってると思うけど、狭いから大規模魔法は使っちゃダメよ!そんなの使ったらダンジョンごと吹き飛んじゃうわ! 」


 頭の中でダンジョンと、僕達が吹き飛ぶ想像をしてみた。こ、怖ぇ……。


「分かった。肝に銘じる」


 僕達は、ダンジョンの中を進み始めた。


 すると、2分もしないうちに敵が出てきた。RPGゲームとか、アニメとかで言う、ゴブリン的なやつだ。

 僕は、容赦なく火属性魔法で焼き殺した。ドロップしたのは耳だけだった。


「俊樹って意外と躊躇ないよね……」


「そ、そうかな? 」


 でも確かに、普通だったらここまで転生して直ぐにポカポカモンスターを殺せないかもしれない。

 きっとこれを可能にしているのは、中学生時代に培った、「厨二的妄想術」の賜物だろう。

 あの黒歴史が役に立って良かったぁ……。



 そのあとも、ちょくちょく出てくるゴブリンや、オークたちを倒して、出たドロップ品を片っ端からアイテムボックスへと入れていく。

 今のところ、余裕ある感じでダンジョンを攻略することが出来ている。


「結構、いい感じに進めているわね! 」


「そうだね!魔法の操作にも慣れてきたし、油断さえしなければ大丈夫かな? 」


「そろそろいい時間だし、お昼にしない? 」


「それ賛成! 」


 意識していなかっただけで、言われてみれば確かにお腹がすいていた。

 僕達は、適当な空きスペースを見つけ敷物を広げ、ソフィーの作ってきてくれた、お弁当を開けた。


「うわぁ!美味そう! 」


 ソフィーのお弁当は、彩りが意識されていて栄養価も高そうだ。もしかしてソフィーって女子力高い?


「「女神アテナのめぐみに感謝して」」


 そうして、僕達は昼食を楽しんだ。




「ふぅ……お腹いっぱい!美味しかったー! 」


「あ、ありがとう」


 ソフィーは、照れくさそうにお礼を言った。うん!かわいい!


「いやいや!こちらこそ!あっ!そう言えば聞きたかったんだけど……」


「なに? 」


「レベルについてなんだけど……」


 そう、僕は昨日の夜に見たステータスの中にあったレベルについて聞きたかっのだ。1日で145……。上がり幅として通常なのか。


「昨日の夜に、ステータス見てみたらレベルが145になってたんだけどこれって普通、だよね? 」


「ご、ごめんごめん。上手く聞き取れなかったみたい。レベルもう1回教えて? 」


「えっと……145」


 僕は会員証を取り出し、ステータスのレベルのところを指さしながら言った。


「うん……。それ全く普通じゃないね……。今日のこの半日で上がるレベルはせいぜい5くらい。それを145……。どれだけ規格外なのよ。でも何か心当たりはないの? 」


 心当たりかぁ。あっ!そう言えば!


「昨日の、丘に放った魔法じゃないかな? 」


「どういうこと? 」


「あそこに、モンスターがいっぱい居てそれをまとめて倒しちゃったからあれだけレベルが上がったとか? 」


「多分それね……」


 2人して、理解はしたものの納得はしていない、と言った顔で、ステータスを見つめていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

今回は、ダンジョンとレベルの概念について触れてみました!皆さんは、ゲームでレベリングしまくってからボスに挑む派ですか?ギリギリで挑む派ですか?私は前者です!

あっ、次回もどうぞよろしくお願いします!


ブックマーク、評価、感想、レビュー、どしどしお待ちしています!私のモチベーションになります!


恒例ですが今回も、TwitterID載せさせていただきます!もし興味ございましたらお気軽にフォロー等お願いします!!


TwitterID→@8aCBj8lS5PVzcUg

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ