─10─ ベッドの中で
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでください!そっちの方が多分楽しんで頂けると思います!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々、本当にありがとうございます!
今回は振り返り多めのお話です!題名いかがわしいけど、気にしないで!!w
それでは本編どうぞ!
あの後、僕はドールさんからカエラさんを助けるために治癒魔法を使えて、教えてくれそうな人を教えて貰った。その名を、
「フィルラウネの谷に住むクララさん」
「絶海の孤島ソリアに住むエルザさん」
「白銀の大地アレスに住むシャルさん」
の3人だ。しかし全員、ここから馬車で約1週間かかる場所に住んでいるらしい……。もちろん、準備が出来次第、即刻出発するつもりだ!
僕は、今日1日ものすごくお世話になったソフィー、ドールさんの家を後にし、ドールさんが言っていた宿屋へと向かった。
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「いらっしゃいお客さん!1人かい? 」
「はい。あの……ドールさんから」
「あー!染谷くんかい!待ってたよ!ドールの坊やが目をキラッキラさせながら予約してたよ! 」
エプロンを巻いた、パッと見40位の店員さんは被せ気味で答えた。
あれっ?坊や?
「さぁ上がって上がって!2階の1番奥の部屋があんたの部屋だよ!夜ご飯はどうする? 」
「ドールさんのご自宅でご馳走になったので今日は大丈夫です!出来れば明日の朝ごはんからお願いします! 」
「任しときな!じゃあ今日はもうおやすみ! 」
「はい!ありがとうございます!おやすみなさい」
やたらテンションの高い店員さんとの会話を終え、僕は言われた2階の奥の部屋へ向かった。
部屋の中は、ベッドに机、ソファーに観葉植物などがある、いい感じでオシャレな現実世界でいうほんとにホテルのようだった。
ひとつ違うのは、テレビがないことくらいだろうか?
とりあえず僕は、部屋にあったシャワールームで一日の汗を流し、備え付けてあったバスローブに着替え、ベッドに横になった。
今日は本当に長く、いろいろなことがあった一日だった。
まず、トラックにひかれて死んだ(らしい)。そして気づいたら女神様のところに……。
今いるこの世界の、悲惨な現状を伝えられ、そのまま本当に、本当にチート能力を付けられ転生。
目を開けると、そこは森の中。頭の中で状況整理をしてたらいきなりモンスターが。そこをなんとか、通りすがりのソフィーに助けてもらい、更に街まで案内してくれた!
街にあったギルドで身分証明書となる、会員証を作ってもらい、ステータスをソフィーに見られ、そのままギルド長であるドールさん行き。
しかし、話すと凄くいい人で、無一文の僕に先行投資という形でこの宿を与えてくれた。更に、ソフィーに僕に魔法を教えてあげなさいという、僕としてはなんとも大助かりの提案を!
その後は、ソフィーから魔法の撃ち方を教えて貰い、そして自分の格好の浮き具合を確認したところ、間違いなく浮いていると辛辣なご意見が……。
見かねたソフィーが、ドールさんに相談してくれるとのこと。
本日2度目のギルド来訪を果たし、ドールさんに相談してみると、まさかの夕食に招待してくれた。
美味しい食事を頂き、貴重なお話を伺い、すごく有意義な夕食だった。
僕の些細な質問から、ドールさんの奥様、カエラさんの現状を聞き、僕は治癒魔法の習得を決意した。
ふぅ。こんな所か。本当に、一日に色々なことがありすぎて、頭がパンク寸前だ。
でも楽しい。
睡眠、食事、学校、小説投稿くらいしか、やっていなかった、底辺の生活が、今日生まれ変わって初めて意味をなす生活に変わったと思う。
この世界の時間を、経験を大切にしよう。そう僕は心に誓った。
そんなことを考えながらベッドでゴロゴロしていると、突然睡魔が襲ってきた。
自分が思っている以上に体は疲れているらしい。僕はその睡魔に身を委ねることにした。
ここまで読んで下さりありがとうございます!
いやぁ!いよいよ2桁行きましたね!まだまだ先は長いですよ?
僕自身、難しい本を読むのが得意ではないので、極力読みやすいような工夫?をしていたりします!どうですか?読みやすいですか?(笑)
何はともあれ、ここまで続けられたのも読んでくださる皆様のおかげです!本当にありがとうございます!そしてこれからもよろしくお願いします!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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