─01─ 作家志望
お初にお目にかかります!本久禅です!
誤字脱字語彙力等々、お見苦しいとは思いますが、楽しんで読んでいただけるように尽力させていただきます!!
また、初心者なので暖かい目で見てやってください!
「はぁ……。書籍化しないかなぁ? 」
僕は、しがない「作家志望」の高校生、染谷 俊樹
中学生の時、何気なく読んだネット小説にどっぷりとハマってしまい、気づけばデジタルの筆で自分自身の作品を執筆していた。
それを初めて約2年。高校2年になったばかりの今でもその趣味は健在だ。
しかし、僕の飽きっぽい性格と、人脈の広げ方の下手さから、作品は伸びず伸ばせず、出来もしない「書籍化」という夢を口で語るだけの、新米と何ら変わらないへちょい底辺作家だ。
うぅ……自分で考えるだけで胃がキリキリする。
そんな僕にも輝いていた時代くらいあった。それは、夏祭りの屋台の時だ。僕は何故か昔から射撃だけは得意だった。なので、少ない友達と夏祭りに行く時だけは、大きな顔をできたものだ。
えっ?特技はそれだけ?だって?悪かったな!!
僕の作品は、今流行っている「異世界転生物」だ。正直、作品がありふれまくってるからそのせいで埋もれてるって言うのもあるんだろうなぁ。
きっと僕は、このまま何の成果も上げられないままグダグダ過ごして、大学に入ってやめちゃうんだろうなぁ。
そう思うと少し寂しい気もするが、「仕方ない」と僕が思ってしまっている時点でもう伸びる目はないんだろう。
そんなことを考えながらダラダラと筆を進め、キリのいいところでパソコンを落として、ベットへ向かった。疲れていたのか、珍しく早くに寝付けた。
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「そな……こ……まって……」
「きっ……遠く……うちに……」
「そな……やって……いけない……ある」
「そなたに祝福を……」
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──ピヨピヨ
何か大事な夢を見た気がする。だが、それが何かは思い出せない。
悶々としている間に、時間は過ぎ登校しなければいけない時間となった。
手早く朝食と準備を済ませ、自転車に跨り、通い慣れた高校へ向かう。行く時は最高なのだが、帰りが地獄の、この坂を最高の気分で下っていく。
──ファーン!ファーン!!
下り切った瞬間目の前にトラックが。
そのまま僕は、意識を失った。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
また引き続きよろしくお願いします!
投稿ペースなのですが、学生なので、お勉強優先でやらせて頂きます!どうかご容赦ください!!