新たな女性
見たことの無い壁と日光が朝を知らせる、ソラは、何故どうしてここにいるのかを思い出す、
「俺は確か...」
切られた、右腕と左脚を確認する、そこには、大きな傷跡が残っていた、そこの部分には紅く痛々しい傷跡が残っていた。
「入りますよー。」
扉を開け、白髪をポニーテールでまとめた、紺色の制服姿の可愛らしい女性が部屋に入ってきた。
「君が、助けてくれたんですか?」
ソラは、ベッドに身体を預けたまま尋ねる。
「まぁ、上からの命令なので、礼なら上に言ってください。」
あくまでも自分の意思で助けたわけでは無い、と女性がいう、
「そういえば、まだ名前言ってませんでしたね、
私は、レイって言うんで、覚えておいて下さい。」
「自分は、ソラって言います...」
ソラは、ここに来てある事を思い出す、忘れてはいけない、妹の存在を。
「ヤヨは、何処にいるとですか!」
ベッドから、身体を起こし、レイに尋ねる。
するとレイは、下を向き。
「すいません。」
ソラには謝っている意味が理解出来なかった、
「すいません。」だけでは分からない、しっかり言って欲しい、そんな感情がソラを襲う。
妹は、どうなってしまったのか、気になりますね!