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刺客
ソラが扉を開くとそこには、黒い髪が綺麗な、 170㎝前後の女性が椅子に座り優雅に何かを飲んでいた。
「あら、もう来たの?」
女がコップを目の前の机に置き、倒れている死体を踏みにじりこちらへ向かってくる。
その死体には、見覚えがあった。
その人は、焦げた茶色の髪が特徴的で、いつもソラの事を「おにぃ」と呼ぶ、両親を事故で亡くした、ソラにとっては、かけがえのない人だった。
口から、頭から、目から、腹から、血を流し、うつ伏せに倒れている、ヤヨの首は、180°に回転し、指の関節が、脚の関節が、全ていつもとは、逆の方向へ向いてあり、綺麗な服を赤い血の色で汚していた。
「この子、妹さん?とてもはごたいの無い子だったは、食べるのも、失せたは、貴方は私を楽しませてくれるの?」
女は、興奮しながら、持っていなかった小刀を、両手に持ち、こちらへ走ってくる...
ーーそしてアマツキ・ソラはーー
途中でプロローグとつながってます