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謎の宝玉
第1章 裏と表
「た..助けてくれ。」
口と拳から血を流し、倒れ込んだ男の声が夜の街に響き渡る。
「もう良いよ、あんちゃんそこまでしなくても。」
先程まで、男に殴られて倒れ込んでいたホームレスが、起き上がり霞んだ声を出す、ソラは、殴るのをやめると男はだらしない顔をし、夜という名の暗闇の中に消えていった、
「あんちゃん、お礼って言えるか分からないが...」
ホームレスは、汚れた鞄から紅色の光を放つ宝玉を取り出し、ソラに渡そうとする、
「これ、何ですか?」
あまりにも美しすぎる宝玉を目の前に声が裏返る
「自分にもよく分からないが、まぁ、多少の価値はあるだろう。」
そう言いホームレスは、消えていった、
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