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義父母と鬼嫁のドリフな毎日~誕生日編~

作者: まおちゃり

 先日の息子の誕生日を、義父母は覚えてくれていなかった。ケーキが出てきて初めて思い出したようだった。4人目の孫ともなると、無理もないかなと思っていた。

 4日後、姪っこの誕生日がやってきた。義父母にとっては2人目の孫にあたる。「今度はどうかな?」と思っていたら、一向にその話題が出てこない。ついにしびれを切らし、夕食時に「今日は○○ちゃんお誕生日ですね。おめでとうございます!!」と振ってみた。

 すると義母がはっとした様子で「あ、そうやね。24になったんけ?」と言う。私たち夫婦は思わず口を揃えて「25。」――「だめだこりゃ。」

 以前はむしろ、「今日○○誕生日なが。」「あ、そうでしたね。おめでとうございます!!」という感じだったのに。目の中に入れても痛くないほどかわいいはずの孫たちの誕生日にも、だんだん霞がかかってしまうのだろうか。

 毎日欠かさず見ている新聞の「今日の運勢」よりよっぽど大事な日だと思うのだが……。

 ますます占い嫌いになる鬼嫁であった。

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