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とある勇者と神様の

作者: 煮汁in浸る

やあ勇者


なんだい不服そうじゃないか


いやいや君は立派な勇者だよ


ああ確かに君が召喚したのならそんな勇者が来るのだろうね


分かっているのだろう?...君の言う勇者とは求められし者、世界に集団にあるいは個人に


うん、君のような勇者を彼女たちは求めていたってだけさ


強力な能力を持ち人を殺せる勇者(へいき)


そんな勇者を何時までもあんな術式で縛っていられると思う方が間違っていたのさ まぁ召喚された時の契約を果たしたってのが大きいけれど


ねえ勇者


わかったよ、魔王。そんなに嫌なのかい?まぁそうだろうね。君にとっては奴隷と呼ばれているのと代わらないのだろうし


ったくそれで何の用なのさ


ああ、此処まで来れた御褒美だ、聴くだけ聴いてあげるよ。いくら召喚の余波が有ったからって自力で此処に来れたってのは中々の事なんだから


ああ、元の世界に送るだけなら簡単だよ。ただし生死は保証できないけどね


ん?ああ、ただ人類のいなくなった時間に飛ばされるだけだよ


え?駄目だよ。だって君その力で暴れるでしょ?そういう人間だから喚ばれたわけだし


無理だよ。出来るのは封印だけだから。僕らの与えた能力ではないし。そんな危険物をあの世界には置いておけないのさ


君に解る言葉で表現するのなら、そう!銀の弾丸‼︎君のいた世界は銀の弾丸なんだよ‼︎君達が勇者などと呼んでいる世界を救うワクチンを作り出す‼︎


だから僕の一存で君のいなくなった後も続く世界を弄る訳にもいかないのさ


君が最後の勇者だったら良かったのだろうけれど


おっと君の能力を使うつもりかい?


幸い僕らに君の能力は消すことが出来ない上僕が君を元の世界に戻す能力を持っていることを知ることが出来たから



あぁ気付いていなかったのかい?


まぁそうだろうねぇ。君の主観では会話が成立しているからねぇ


んぁ、無駄だよ


君はここに来ていない。幽体離脱などでも無く、んーテレパシー?みたいなもので会話しているのさ


だからいい加減覚悟を決めて、君以外の生物がいなくなった世界に行くか君を何とかするために喚ばれた人間に何とかされるか、あるいはここもしくはその場で能力・存在を上位に作り変えることに挑戦するか決め


っと、さようなら




十中八九なんとかされちゃうんだろうなぁ


人が僕達を超えてゆくのは何時になるのやら







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