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夏生詩集2

いわないからって

作者: 夏生

やめて、といわないからって

受け入れているわけじゃない

嫌だ、といわないからって

楽しんでいるわけじゃない


くやしくてくやしくて嫌で嫌で

それなのに失いたくない気持ちの方が

強くて、言葉がでないだけ


大好きだから


やめて、と切れない

嫌だ、と離せない


きみの目にいやな光を見ても

ぼくをぶつ力が強くなっても

きみを失うよりがまんできてしまう


弱虫だから泣くんじゃない

こわいから泣くんじゃない

ぼくはくやしいから泣くんだ


やめて、嫌だ、といえないことが

きみを失いたくないことが

きみを大好きなことがくやしいから


毎日泣いてばっかりだ




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