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『キキー!!!』

 急にブレーキをかけた為、ものすごい速さで体が前へ吸い込まれ、突進するように前の座席頭をぶつけた。これは正直痛い……こればかりはと思い口を開こうとしたとき

「すまない、前に老人がおよそ10キロも満たない徒歩をしていた為、緊急にブレーキをかけてしまった。体に異常はないか?」

 ……あなたは難聴をお持ちなのだろうか?さっき、ぶつかったときに音は聞こえなかったのだろうか、それは特別に後へ回そうと思う。こんなに蹲っているのが見えていないのが不思議てか怒りが込み上げている。一体誰のせいでこんな災難に出会ったと考えているのだろうか……ん、何故、相手にそれを求めた?向こうさん、さっき人を刺した殺人者だよな?そんな相手に優しを求める僕がバカなのか……ふう、この怒りは無事に解決したが、また疑問が出てきた。

 なんで、僕がここにいるのが不思議でたまらない。何をしたいのか?ここまで僕の話を聞いてくれた読者の諸君も疑問に思うだろう。しかし、このタイミングを逃した状況で第一声をかける勇気など僕にあるか言われるとないが、知的好奇心というか胸の内にあるモヤモヤを消したい気持ちもある。では、どうすればいいのか?客観視している諸君ならもう答えなど決まっている。しかし、当事者はそういうわけにはいかないのだ。だって、一言間違えると死ぬ恐れだってあるわけだし、うん、ここは長いものに巻かれようか。


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