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寒いを通り過ぎて痛いと感じるぐらい冷えた街を歩いていた時だったかな。僕はちょうどこの寒さから早く抜け出したいと思っていて近くのコンビニに入り、暖房という文明の利器に寒冷から身を守ってもらい、そのお礼として缶コーヒーを買おうとしていた時だった。ふと、週刊誌に目が留まり、手に取って見るとタイトルが『2012年世界崩壊!!』みたいな例のオカルトな内容で、元の場所に戻そうとした時だった。

「あなたは世界が終わるときに何をしますか?」

と、イヤホンの音漏れのような声が耳元に聞こえた。僕は気のせいだろうと思い、その場を去ろうとしたときにまた、

「あなたは世界が終わるときに何をしますか?」

 また聞こえてきた。

「きっと、何もしていないと思いますよ」

 正直面倒だったので、生返事で答える。この時何故僕はこの質問に答えたかは不明であるが、きっと無視し続ければエンドレスになっていたことは間違いないだろうなと、言い訳だけ言っておくとして、その時の返事が、

「信じてないでしょ?」

「そりゃあ、いきなり世界だなんて」

「その雑誌を見てても、いきなり?」

「だって、いままでそんなの考えたことなんてないよ。まるで、小学校の国語のテストで、この作者の生涯について論じなさいと言うもんだよ」

「……変わった人」

 あんたにだけ言われたくないよ、と、その感情を奥の引き出しにしまい、

「で、なんて答えたら正解のわけ?」

 このとき、この感情にストップをかけていれば、きっとこんな事にはならなかっただろうと、後悔している。そう、この時にタイムマシンを使って元に戻り、軽率な僕を止めれただろうと所詮それは後の祭りである。好奇心が招いた惨事をだれも慰めてはくれない。

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