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【詩集2】夜の砂漠の旅人

ミントグリーン

作者: 野鶴善明

堤防の階段にふたり腰かけて

きらきら光る春の川を眺める

卒業式が終わったら

なんだか君は大人びた


ミントグリーンのセーター

ほがらかな君によく似合う

胸のふくらみがまぶしくて

思わず僕はうつむいた


ふたりは変わらないよねと

君は言うけれど

会うたびに綺麗になる君に

とても追いつけなさそう


いたずらな風が足元をさらって

スカートがまくれる

陸上選手だった君の

引き締まった白いふくらはぎ


 ぼくらの恋はミントグリーン

 さわやかな恋

 幼い恋


 ぼくらの恋はミントグリーン

 大人の恋になる前に

 大切にしまったほうがいいのかも


 ぼくらの恋はミントグリーン

 ときめいて

 胸が張り裂けそうで


 ぼくらの恋はミントグリーン

 君より好きになる人は

 きっと二度と現れない

 

 

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